【J1採点&寸評】名古屋×浦和|浦和が5バックの名古屋を攻略。MOMは貴重な先制点を決めた…

2016年08月13日 本田健介(サッカーダイジェスト)

名古屋――前線の3人は及第点も、守備陣は……。

【警告】名古屋=磯村(84分) 浦和=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】武藤雄樹(浦和)

[J1第2ステージ8節]名古屋0-2浦和/8月13日/豊田スタジアム
 
【名古屋 0-2 浦和 PHOTO】武藤、ズラタンの2ゴールで浦和が勝利、名古屋は白星が遠く…

【チーム採点・寸評】
名古屋 5
攻撃面では永井、田口、和泉の3人で素早く攻めようとする意図は感じられた。一方、守備面では全体が下がりすぎてバイタルエリアが空いてしまうシーンが散見。試合終盤はサンドバック状態となった。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢崎正剛 5.5
2失点ともに防ぐのは難しいシュートだった。ゴールキックに時間をかけ、チームをフォローしようとしたが上手くいかなかった。
 
DF 
36 酒井隆介 5
スピード勝負になると分が悪かった。ゴール前では身体を張ったが、終了間際にはズラタンに入れ替わられて失点の原因に。
 
5 大武 峻 5
クロスは良く撥ね返した一方、武藤の俊敏な動きに付いていけず。1失点目の場面では柏木に寄せようとしたところで、上手くスルーパスを通された。

2 竹内 彬 5
周囲に気を配りながらラインをコントロール。しかし、24分には李に股を抜かれてあわやの場面を作られた。1失点目ではカバーが間に合わず、2失点目はズラタンに先にボールに触られループを許した。

33 安田理大 5
関根と駆け引きしながら、タイミングを計ってオーバーラップを仕掛けた。ただ、最も力を発揮しなくてはいけないクロスでミスが多かった。1失点目のシーンでは武藤のマークに入るも、上手く抜け出された。
 
MF
19 矢野貴章 5.5
序盤は宇賀神に裏を取られるなど不安定な出来。徐々に持ち直し、攻撃面では高さで相手を上回ったが、貢献度は低かった。
 
17 明神智和 5.561OUT
カウンター時には的確に味方をフォローし、パスをつなげた。反面、中盤の守備では後追いが多かった。柏木をもう少し潰したかった。
 
15 イ・スンヒ 5.577OUT
いつもながらのハードチャージで相手にプレッシャーをかけ、ビルドアップ時には最終ラインに下りてパス回しに参加した。が、全体的にポジションが低く、バイタルエリアを空けてしまった。
 
29 和泉竜司 6(69OUT
良い形でボールを呼び込み、田口、永井との好連係でチャンスを演出した。フィニッシュ精度はそこまで高くなかったが、積極性は評価したい。  
 
7 田口泰士 6
左膝の負傷から久々に先発復帰。攻撃面では自慢のキープ力を活かしつつ、広い視野でボールを散らした。決定的な仕事ができなかったのが残念。

次ページ名古屋――“戦術永井”という狙いは見えた。

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