【J1採点&寸評】柏×G大阪|MOMは最高評価「8」のクリスティアーノ。G大阪はアデミウソンが奮闘も…

2016年07月23日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

柏――ハットトリックのクリスティアーノが抜群の存在感。

【警告】柏=桐畑(83分) G大阪=丹羽(9分)、アデミウソン(16分)、オ・ジェソク(84分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】クリスティアーノ(柏)

[J1第2ステージ5節]柏3-2G大阪/7月23日/日立柏サッカー場
 
【チーム採点・寸評】
柏 6.5
序盤に主導権を握り、2点を先制するも、そこで完全に流れを掴めなかったのは反省材料。後半は最終ラインを高く保つことでG大阪のパワープレーに対抗。インテンシティの高さを見せ、勝点3をもぎ取った。
 
【柏|採点・寸評】
GK
1 桐畑和繁 6
10分には足元がおぼつかないシーンもあった。ただ後半は米倉のシュートに鋭く反応したり、身体を張ってパトリックと競り合ったりと気持ちを見せた。
 
DF
4 中谷進之介 6
パスカットを誤り、オウンゴールもハーフタイムにすぐさま切り替え。後半は安定感を取り戻し、アデミウソンを封じていた。
 
21 湯澤聖人 6(67分OUT)
守備では裏のスペースを使われ、バランスの悪さが目立った。しかし伊東との連係や、中に切り込んでシュートなど多彩な攻撃の形を見せた。
 
22 輪湖直樹 6
1失点目はCKでアデミウソンに競り負け、2失点目は足を滑らせ突破を許し、失点に関与。ただそれ以外では左サイドでアップダウンを繰り返し、攻守に貢献していた。
 
29 中山雄太 6
空中戦で強さを見せつけ、ロングボールをことごとく撥ね返していた。後半は、中谷とともに最終ラインを管理。確かな存在感を発揮した。
 
MF
7 大谷秀和 6.5
戦術眼の高さを披露。倉田と今野にボールを持たれていた時間も、無理に飛び出さず冷静に対処していた。
 
14 伊東純也 6.5
ゴール前でドリブルが大きくなることもあり、焦りが見られたことは課題。しかし20分には逆サイドまで飛び出すほか、後半はスピード溢れるドリブルで攻撃のアクセントになった。

28 栗澤僚一 6
ゴール前に飛び出したりとゴールを狙う姿勢が薄かった。しかし右サイドのフォローやビルドアップなど献身的に役割をまっとうした。

MAN OF THE MATCH
37 クリスティアーノ 8
クラブのJ1通算1000得点目を含む3ゴール。強烈なシュートと、スピードを利したドリブルは脅威だった。まさに"戦術クリスティアーノ"と呼べる活躍で、この日のヒーローに。

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