【J1採点&寸評】名古屋×甲府|下位同士の一戦は甲府に軍配。MOMは2戦連続弾のドゥドゥ

2016年07月24日 橋本啓(サッカーダイジェスト)

名古屋――最終ライン、中盤とも特筆に値する評価はなし…。

【警告】名古屋=古林(18分)、イ・スンヒ(36分) 甲府=山本(66分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】ドゥドゥ(甲府)

[J1・第2ステージ5節]名古屋1-3甲府 7月23日/パロ瑞穂
 
【チーム採点・寸評】
名古屋 4
守備を固めた相手にボールを持たされる展開のなか、効果的な崩しは少なく残留を争うライバルとの一戦で痛恨の敗北。大きなダメージの残る一敗となった。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢﨑正剛 5
ハイボール処理、シュートへの反応もまずまずながら、「チームを助けられなかった」と述べたように、特筆すべきプレーもなかった。
 
DF
19 矢野貴章 5
右サイドから攻撃に絡むシーンが限られ、消化不良に終わった印象が否めない。22分に敵陣右サイドの深い位置でパスを受けた場面でも、クロスはDFに阻まれてチャンスにつながらなかった。
 
5 大武 峻 5
ハイボールへの対応では安定感を見せるも、マッチアップしたドゥドゥの素早い動きに手を焼く。2失点目以降は、集中力が切れた。
 
36 酒井隆介 5
セットプレーから同点弾を奪うも、ボール処理ミスを突かれて痛恨の勝ち越し点を献上。良い意味でも、悪い意味でも目立つ試合だった。
 
33 安田理大 5
攻守ともやや中途半端な出来に。カウンター時にボールを受けても、味方との呼吸が合わずチャンスを台無しにした。
 
MF
6 古林将太 5(70分OUT)
高い位置でボールを受けられず、見せ場を作れないまま後半途中で交代。一歩パスがずれるシーンが散見されたように、味方との意思疎通に問題があった印象だ。
 
15 イ・スンヒ 5(61分OUT)
相手への鋭いプレスを見せた一方で、攻守の判断が遅れ、背後を容易に突破されるシーンも。安定感を欠いた印象は拭えない。
 
13 磯村亮太 5.5(83分OUT)
前方やサイドにパスを供給し、中盤からのビルドカップの起点となる。そのプレー自体は悪くなかったが、その後のプレーにもうひと工夫が欲しかった。
 
11 永井謙佑 5
相手のマークが緩くなった後半、鋭い突破から二度チャンスを作ったが、好調時に比べると明らかに精彩を欠いた。安田との連係も中途半端に。
 
29 和泉竜司 5
前半からボールを収めても前を向けないなど、相手のタイトなマークに苦戦。パワープレーに出た終盤は、消える時間帯もあった。

次ページ名古屋――シュート6本を放ったシモビッチだが、相手のマークに苦戦気味。

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