【J1採点&寸評】鹿島 3-0 名古屋|ゴールには直接絡めなかった柴崎だが、出色のゲームメイクでチームを完勝に導く

2016年07月13日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

鹿島――スタメンの中盤4人は全員がハイパフォーマンスを披露。

【警告】鹿島=なし 名古屋=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】柴崎 岳(鹿島)

[J1第2ステージ3節]鹿島 3-0 名古屋/7月13日/カシマ
 
【チーム採点・寸評】
鹿島 7
小笠原、遠藤を控えに回すなど、通常のレギュラー組から大きくメンバーを入れ替えるも、チーム力は落ちず、攻守両面で名古屋を圧倒して3-0の勝利。相手のミスに助けられた部分もあったが、第2ステージ初の完封で連勝を達成した。
 
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 6
危ない場面を招く中途半端なクリアは反省材料。ただ、40分の至近距離からのヘッドには驚異的な反応でファインセーブ。パンチングの成功率も高かった。
 
DF
24 伊東幸敏 6.5
タイミングの良い攻め上がりから質の高いクロスを供給。主に攻撃面では状況を良く見て効果的に振る舞い、右サイドの仕掛けをスムーズにした。
 
17 ブエノ 6
地上戦でもエアバトルでもアグレッシブにプレー。シモビッチとの迫力あるマッチアップでは引けを取らず、無失点に貢献した。
 
3 昌子 源 6
的確なポジショニングでピンチを未然に防ぐ。ブエノがシモビッチに抜かれそうになった時の52分のカバーリングは見事だった。
 
16 山本脩斗 6.5
永木のクロスに逆サイドで合わせてチーム2点目をゲット。開始直後は古林の対応にやや手を焼いた印象だったが、すぐに持ち直してその後は侵入をストップ。
 
MAN OF THE MATCH
MF
10 柴崎 岳 6.5
無駄のないプレーで効率性の良いゲームメイク。正確なパスでチームメイトを前向きにし、攻撃を加速。62分には土居の横パスを思い切り叩き、楢崎を慌てさせる強烈なミドルを放つ。身体を張った守備も精力的にこなした。
 
6 永木亮太 6.5
素早く攻守を切り替え、球際で激しさを発揮し、中盤の守備を引き締める。狙いを定めたスライディングタックルでことごとくボールを奪った。
 
34 鈴木優磨 6.5
右SBの伊東と息の合った連係でサイドを攻略。39分のビッグチャンスは枠を捉え切れなかったが、終了間際にはCKの流れから右足を思い切り振り抜き、ネットを揺さぶった。
 
13 中村充孝 6.5(90分OUT)
土居のパスに反応し、迫りくるDFをかわして先制ゴールを叩き込む。周囲を活かす献身性と、相手の逆を取ろうとする意外性が光った。

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