【J2採点&寸評】熊本×C大阪|熊本は“うまスタ復帰戦”を飾れず。C大阪攻撃陣が爆発

2016年07月04日 本田健介(サッカーダイジェスト)

熊本――薗田はゴール後に退場と、1試合で天国と地獄を味わう。

熊本は薗田(33番)のゴールで先制。しかしその後、薗田自身が退場となり、苦しい立場に追い込まれた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J2 21節]7月3日/18:03/うまスタ/9,322人
熊本 1-5 C大阪
前半 1-3
後半 0-2
得点者/熊本=薗田(8分) C大阪=清原(13分)、B・メネゲウ(27分)、R・サントス(35分、90+1分)、杉本(64分)
【警告】熊本=清武(33分)、嶋田(62分)、植田(68分) C大阪=なし
【退場】熊本=薗田(25分)
【MAN OF THE MATCH】R・サントス(C大阪)
 
【熊本 1-5 C大阪PHOTO】3ヶ月ぶりのうまスタでの熊本ホームゲームは、ゴールを量産したC大阪が勝利
 
【チーム採点・寸評】
熊本 5.5
ホームスタジアム復帰戦は、サポーターの熱い声援を背に最高の入りをする。だが、先制後に薗田がPKを献上して一発退場。数的不利のなか最後まで戦い続けたが、勝利は遠かった。
 
【熊本|採点・寸評】
GK
30 佐藤昭大 5.5
PKを含めどれもノーチャンスに近かったが、5失点は悔いの残る結果。一度、クロスをファンブルするシーンもあった。

DF
4 園田拓也 6
8分にはCKを頭で折り返して薗田の先制点をアシストし、21分にはR・サントスの決定的なシュートをスライディングでブロック。5失点も攻守でチームを支えた。
 
33 薗田 淳 5.5
園田の折り返しにダイビングヘッドで先制ゴールを叩き込む。しかし、歓喜の数分後に悲劇が。PA内でR・サントスを倒し、一発退場となった。
 
5 植田龍仁朗 5.5
薗田退場後は園田とCBを組んでC大阪攻撃陣に挑んだ。球際での強さは光ったが、相手の勢いを止め切れなかった。
   
MF
8 髙柳一誠 5.5(76分OUT)
先制点につながるミドルシュートを打つなど序盤は積極的に攻撃に絡んだ。退場者を出した後は、守備に追われ続け、その攻撃センスを長い時間見られなかったのは残念。

14 キム・テヨン 5.5
最終ラインの防波堤として奮闘。ただ、C大阪アタッカー陣に翻弄される場面も。特にB・メネゲウを自由にした点はマイナスだ。

2 黒木晃平 6(57分OUT)
サイドから中に入りつつ、ボール回しに関与。前半終了間際にはパスカットからカウンターを発動させるなど、劣勢を挽回しようと走り回った。
 
22 上原拓郎 5.5
良いクサビのパスを数本入れた点は評価。だが、守備面では対面の清原のドリブルに後手を踏み、左サイドの主導権を握られた。

 

次ページ熊本――劣勢のなか清武は奮闘。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事