【クロアチア 2-1 スペイン|採点&寸評】同点弾のアシストと劇的決勝弾! 躍動したペリシッチがMOM

2016年06月22日 豊福 晋・山本孔一

激しい守備と縦への速さで最高の結果を手に。

警告:ク=ログ(29分)、スルナ(70分)、ヴルサリコ(70分)、ペリシッチ(88分) (C) SOCCER DIGEST

【クロアチア|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 7

前半はスペインに押される展開が続いたが、我慢して相手のミスを突きつつゴールに迫るとハーフタイム直前に同点に。後半はさらにギアを上げ、終了間際にカウンターから逆転に成功。ボールを支配されることを前提としながら、豊富な運動量をベースにした激しい守備と縦への速さというパターンを徹底し、最高の結果を手にした。
 
監督 アンテ・チャチッチ 6.5
最初のカードを切ってコバチッチを投入したのは残り8分の時点。交代で流れを崩さず、良いリズムを保ち逆転につなげた。
 
【クロアチア|選手採点&寸評】
GK
23 ダニエル・スバシッチ 6.5

モラタに決められた1点目は責任はなし。S・ラモスのPKを止める大仕事をやってのける。
 
DF
11 ダリヨ・スルナ 6.5

対面のノリートを完封し、39分にはペリシッチに合わせたクロスなど、少ない攻撃機会にも高い質を見せた。
 
5 ヴェドラン・チョルルカ 5.5
フィジカルの強さは1対1でもセットプレーでも、モラタとアドゥリスに負けず。
 
6 ティン・イェドバイ 5.5
前半はセスクやシルバに裏を突かれたが、後半は引き締めスペースを与えず。
 
2 シメ・ヴルサリコ 5.5
前半はシルバ、セスク、ファンフランの3人の動きに翻弄されたものの、後半は修正した。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

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