キリンカップに挑む日本代表25人のポジション別序列は? CFは岡崎も絶対ではない!?

2016年05月27日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

GKは横一線。指揮官もスタメンは「分かりません」。

サッカーダイジェスト代表担当記者による選出メンバーのポジション別序列。CF、左ウイングは絶対的な存在がいない状況だ。

 5月26日、日本協会はキリンカップに臨む日本代表のメンバー25名を発表した。
 
 5年ぶりに開催される同大会に参戦するのは、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、デンマークという欧州の実力国だ。大会はノックアウト方式で行なわれ、6月3日に準決勝2試合が実施されて、日本はまずブルガリアと対戦。同7日に3位決定戦と決勝戦が予定されており、デンマークかボスニア・ヘルツェゴビナと戦うことになる。

【PHOTO】キリンカップ2016に向けた日本代表メンバー25人
 
 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「大きな野心と真剣さを持って臨まなければならない」と意気込みを語る。9月から始まる最終予選を見据えて「良いテストになると思う」とコメントし、「(最終予選は)簡単なグループではない。我々はいろいろなことに"気付かなければいけない"」と言葉に力を込めた。
 
 発表されたメンバーは、3人のGKと、ふたりの初招集を含む22人のフィードプレーヤーの計25人。以下、基本システムの4-3-3に沿って、各セクションの序列を考察していく。

【PHOTO】キリンカップ2016に向けた日本代表メンバー25人
 
【GK】
◎西川周作(浦和)/○川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド)/○東口順昭(G大阪)
 
 実績では川島が群を抜いているが、ここ最近は代表での貢献度は決して高くなく、クラブでも充実のパフォーマンスを見せている西川をレギュラー筆頭にした。
 
 ただ、ハリルホジッチ監督は「優先順位は付けていません。競争してほしいと思っています」と明かす。誰がレギュラーポジションを掴むのか――「そうみなさんに聞かれても、私も分かりません」と、3人は横一線であることを強調した。
 
 すべてのポジションに当てはまることではあるが、GKはとりわけ、スタメンを勝ち取るには試合までのトレーニングでいかにアピールできるかが鍵になりそうだ。ちなみに、西川はFCソウルとのACL決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、PK戦の5人目のキッカーを務め痛恨の失敗に終わっているが、ハリルホジッチ監督は「A代表では絶対に蹴らせません(笑)」と語っている。
 
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手
 
 

次ページボランチとトップ下、それぞれに“新顔”がメンバー入り。

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