【日本代表】かつてのレジェンドを超えた西川周作。復帰の川島、存在感を示す東口との熾烈な守護神争いにも注目

2016年03月30日 本田健介(サッカーダイジェスト)

ワールドカップ予選6試合連続完封を達成。

出場した2次予選の6試合で連続無失点を継続する西川。最終予選でさらなる記録の更新に挑む。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 5-0と快勝を収めたワールドカップ・アジア2次予選のシリア戦、ゴールを守った西川がワールドカップ予選6試合連続完封という新記録を樹立した。
 
 昨年11月のカンボジア戦で、川口能活、松永成立と並ぶ5試合連続無失点を記録していた西川は、シリア戦でも素早い反応でゴールを死守した。
 
 特に「今日はなんとしても無失点で抑えたいという気持ちがプレーにつながったと思います」と、シリアにチャンスを作られた終盤、2度のビッグセーブを披露。
 
 まず86分、「身体に当ててやろうと必死だった」と、フリーで打たれたボレーシュートをファインセーブ。88分には今度はフリーでヘディングシュートを放たれるも、冷静に阻止した。
 
「結果として0に抑えられて良かったです。ひとつの自信になりました」と笑顔で語る言葉には確かな力強さがあった。
 
「見ている人は楽しかったのかなとは思います」と終盤、オープンな展開となるなか、相手の好機をしっかり撥ね返し、ゴールラッシュへとつなげた働きは非常に大きかったと言えるだろう。
 
 さらに自身の記録達成だけでなく、「今日は理想的な展開。連続ゴールが懸かっていた(本田)圭佑が決め、(香川)真司も期待され、真価が問われると言われていたなかで結果を残し、後は埼玉なので(原口)元気が決めるだけだったので、結果的に本当に良かった」と、記憶に残るゲームにもなったようだ。
 

次ページレギュラー争いは熾烈。川島の経験値の高さも認める指揮官。

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