【ユベントス 2-2 バイエルン|採点&寸評】流れが一変してドロー決着。マンジュキッチのフィジカルが“違い”になる一方、抜擢起用のキンミッヒは若さを露呈

2016年02月24日 遠藤孝輔

バルザーリにしては珍しいミスでミュラーに先制点を奪われる。

ユベントス対バイエルン戦の結果&フォーメーション。

【ユベントス|チーム&監督 採点&寸評】
チーム 6.5
2失点するまでは大敗すらありえる完全なる劣勢。それでもディバラの1点目をきっかけに流れを変え、何とか同点までもっていった。ホームでの2失点は小さくない痛手だが、セカンドレグに向けて望みを繋いだ。
 
監督 マッシミリアーノ・アッレグリ 6.5
故障欠場したキエッリーニに加えて、怪我でマルキージオをハーフタイム、コンディションが万全ではないケディラを後半半ばに失う向かい風。それでも何とかバランスを保ち続け、途中投入したストゥラーロとモラタで同点弾を奪うなど采配も当たった。
 
【ユベントス|選手採点・寸評】
GK
1 ジャンルイジ・ブッフォン 6
2失点はいずれもGKにはほぼノーチャンス。止めるべきシュートはしっかりキャッチとパンチングで対応した。
 
DF
15 アンドレア・バルザーリ 5.5
クロスをミュラーの目の前にクリアしてしまい失点に繋がったシーンは、安定性が売りのCBにしては珍しいミス。ロッベンの十八番の形を止められなかった2失点目は、まさに「分かっていても止められない」類。情状酌量の余地はある。
 
19 レオナルド・ボヌッチ 6
前半だけでゴールエリア内のクリアが2回。レバンドフスキのみならず次々と危険なスペースに飛び込んでくるバイエルン攻撃陣に、何とか集中力を保って対応し続けた。
 
26 シュテファン・リヒトシュタイナー 6
対面したD・コスタは、やや寄せが甘かった1失点目のクロス以外はほとんど封じた。持ち前の攻撃参加はほとんどなかったが、展開を考えれば致し方ない部分もあった。
 
33 パトリス・エヴラ 5.5
ロッベンには何とか食い下がったとはいえ、バルザーリとの連携がイマイチでミュラーに自由を許した。攻撃面の貢献はほぼ皆無。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

次ページマンジュキッチはフィジカルインテンシティーを存分に発揮。

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