【バイタルエリアの仕事人】vol.33 太田修介|ようやくJ1までこれた。この舞台にきたからには「日の目を浴びるぞ!」と...

2023年10月31日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「J1はアスリート能力が高い」

太田は初めてのJ1も不安はほとんどなく、「積み上げてきたモノには自信があった」という。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第33回は、アルビレックス新潟のFW太田修介だ。

 前編では、バイタルエリアで心掛けていることや、新天地に新潟を選んだ理由、すぐチームにフィットできた理由を訊いた。後編では、J1とJ2の違いや、苦しんだ怪我について語ってもらった。

――◆――◆――
 
 今季はJ1初挑戦のシーズンになりました。開幕前は、不安はほとんどなくて、ようやくここまでこれたという感覚だった。今まで積み上げてきたモノには自信があったし、自分の力をどれだけ発揮できるかしか考えてなかったです。

 開幕すれば、そこで通用するものと通用しないものが見えてくると思っていたので、ポジティブな気持ちだったし、大きな一歩を踏み出そうという気持ちで臨んだシーズンでした。

 そんななかで、開幕から5試合で4ゴールを決めるなど結果を出せたのは、反骨心があったから。自分はJ2でずっとやってきて、日の目を浴びていないと思っていた。この舞台に来たからには「日の目を浴びるぞ!」というモチベーションが高かったと思う。エリートじゃないからこそ、欲が強いんです。

 実際にJ1でプレーして、J2との違いを感じたのは、もちろん、みんなテクニックがあるのですが、それだけじゃなく、僕個人的には、J1の選手たちはアスリート能力が高かった。

 シンプルに強いとか速いといったアスリート能力が長けている選手が基準で、その中でもどれだけテクニックがあるか。そこが一番の違いだと感じました。
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!

次ページ「2歳の子どもが俺の出ていない試合を『パパどこー?』って」

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事