「完敗でしたね。自信はありましたけど...」好調の久保建英でも太刀打ちできなかった相手は? いまや定番の“徹底マーク”には「1人、2人、3人と包囲網みたい」

2023年10月12日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「うまくいかなかったです」

ラ・リーガだけでなくCLでも厳しいマークを受けている久保。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの久保建英はここまでラ・リーガ8試合で得点ランク2位タイの5ゴールに加えて、1アシストをマーク。9月の月間MVPに選出されるなど、圧巻のパフォーマンスを披露している。

 当然、相手も"クボ対策"を打ってくる。直近だけでも、古巣ヘタフェのホセ・ボルダラス、チャンピオンズリーグで対戦したレッドブル・ザルツブルクのゲルハルト・ストルバー、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネなどから、名指しで名前を挙げられ、「警戒すべき選手」として認められている。

 10月11日に行なわれた日本代表の練習後、そういった徹底マークについて質問すると、「(相手の)監督によっては感じますよね、やっぱり」と切り出し、こうコメントしている。

「この前のアトレティコ・マドリー戦なんか、僕のプレーはよくなかったですけど、そこはいったん置いておいて、こっちのサイドは1人、2人、3人と包囲網みたいのを敷いてきて、その中でもやれる自信はありましたけど、アトレティコ戦は完敗でしたね。うまくいかなかったです」

【PHOTO】3日目から完全合流!日本代表での爆発も期待される久保建英を特集!
 強気の22歳が珍しく、「完敗」という言葉を使った。ただ、アトレティコのような強豪の警戒を搔い潜れてこそ、ワールドクラスのアタッカーとも言える。

「それが、森保(一)監督が言っていた個の成長ということだと思う。(両)サイドで2枚、2枚引き付けられたら、中の選手はすごく楽だと思うので、そういったレベルに前めの選手が早く到達するのが、日本代表が強くなる鍵なのかなと思います」

 今回の日本代表は、体調不良で参加を辞退した三笘薫がいない。それこそ久保へのマークは厳しくなると想定されるが、生半可なマークなら容易く打開してしまうと技術とキレを、このレフティは持っている。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部

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