ディアスの先制点は有効だった!審判側が誤審を認める。クロップ監督は不満露わ「声明で誰が助かる?何の役にも立たない」

2023年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「明確で明白な事実誤認。ゴールが与えられるべきだった」

9人のリバプールは途中出場の遠藤(手前左)も大奮闘し、粘りに粘ったが…。誤審にも泣き、敗れた。(C)Getty images

 現地時間9月30日に開催されたプレミアリーグ第7節で、遠藤航が所属するリバプールは、トッテナムと敵地で対戦。2人も退場者を出しながら最終盤まで1-1で粘りに粘ったが、90+6分にジョエル・マティプが痛恨のオウンゴールを犯し、1-2で敗れた。

 公式戦9試合目にして今シーズン初黒星を喫したのだが、正しいジャッジが下されていれば試合展開は全く違っていたかもしれない。審判を統括する組織『PGMOL』が得点場面を巡り、誤審を認めたのである。問題のシーンは、1人目が退場した直後で、まだ0-0だった34分だ。

 モハメド・サラーからゴール前でパスを受けたルイス・ディアスが、上手くディフェンスを制しながら右足でフィニッシュ。鮮やかにネットを揺らしたものの、直後にオフサイドの笛が鳴り、取り消されたのだ。
【動画】本来はゴール!リバプールにとってはあまりに痛恨のミスジャッジ
 しかし、本来得点は有効になるべきだったようで、『PGMOL』は「重大な人為的ミスが発生したと認める」と声明を発表した。

「ルイス・ディアスのゴールは、フィールド上のマッチオフィシャルチームによってオフサイドで認められなかった。これは明確で明白な事実誤認であり、VARの介入によってゴールが与えられるべきだったが、VARは介入しなかった。PGMOLは、誤りに至った経緯について全面的な検証を行なう」

 誤審が明らかになったからといって、結果が変わるわけではない。ユルゲン・クロップ監督は怒り心頭だ。試合後の会見で『PGMOL』の声明に関して問われると「それで誰が助かるんだ?我々は勝点を得られないのだから何の役にも立たない」と言い放った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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