日韓戦後も続く戦い――五輪予選登録メンバー23人の所属クラブでの立場をチェック

2016年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨季とは見違えるプレーを見せた櫛引。鹿島で定位置奪取なるか?

今大会、好プレーを連発する櫛引。大会後は鹿島で曽ヶ端との定位置争いが待つ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 注目の"日韓戦"となったU-23アジア選手権の決勝は、日本の勝利で幕を閉じた。優勝という最高の形で「リオ五輪出場」を勝ち取ったU-23日本代表だが、これから選手たちはそれぞれの所属クラブへ戻り、また新たな戦いに備える日々が始まる。

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 今年8月に開催される五輪本大会の登録メンバー入りを果たすためにも、U-23日本代表の選手たちは、所属クラブで結果を出すことが何より重要だ。果たして彼らは今、チームでいかなる立場にあるのか。今大会登録23人の現状をチェックする。
 
――◆――◆――
 
GK
1 櫛引政敏(清水→鹿島)
昨季成績(J1):10試合・22失点(清水)
今季のライバル:曽ヶ端準
 
今オフに清水から鹿島にレンタル移籍。昨季は清水の不調にも引っ張られ、不安定なパフォーマンスに終始した。定位置の座を奪われリーグ戦では10試合の出場に止まっている。しかし、この五輪最終予選では見違えるような好プレーを連発。この勢いを持続できれば、曽ヶ端が守り抜いてきた正GKの座を奪えるかもれしれない。
 
GK
22 杉本大地(京都→徳島)
昨季成績(J2):5試合・10失点(京都)
今季のライバル:長谷川徹、相澤貴志など
 
京都に所属していた昨季は序盤戦で出番を得ていたものの、不安定なプレーが目立ち、8節以降は不出場。今季は徳島に新天地を求め、定位置奪取へゼロからのスタートとなる。五輪予選ではサウジアラビア戦でPKから1失点したものの、及第点のパフォーマンスを見せた。
 
GK
23 牲川歩見(磐田→鳥栖)
昨季成績(J2):0試合・0失点(磐田)
今季のライバル:林彰洋、赤星拓
 
昨季は所属チームの磐田で出場機会がなく、出番はJ3のJ-22選抜での出場に限られていた。今季は期限付き移籍で鳥栖に加入することになったが、日本代表にも復帰した林彰洋の牙城は高く、まずは地道なアピールを続けてチャンスを待つしかないだろう。
 

次ページその働きがチームの浮沈を左右する岩波。今季のブレイクが期待される植田。

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