「旗手がいないとゴールは期待できない。なぜ先発でない?」セルティック不調の原因を英大手が特集「30点の古橋を落とすなんて本当に驚きだ」

2023年08月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「数少ないクリエイティブなプレーヤー」

今季はまだ本領発揮を発揮できていない旗手(左)と古橋(右)。(C)Getty Images

 アンジェ・ポステコグルーをトッテナムに引き抜かれ、ブレンダン・ロジャース体制に回帰したセルティックは、リーグカップで敗退し、早くも2年連続国内3冠の夢が潰えた。

 さらに続くリーグ戦でもホームでも最下位のセント・ジョンストンを相手にスコアレスドロー。批判の声が高まっている。

 そんななか、英公共放送『BBC』がセルティックのサポーターに不調の原因について、意見を求めている。その中には、日本人選手の起用法についても指摘があった。例えば、ピーターさんは、こう疑問を投げかけている。

「人選が不十分だったので、多大な損害が発生した。リエル・アバダも旗手怜央もいないチームではゴールを生み出すのは期待できない。私たちには数少ないクリエイティブなプレーヤーの2人だが、どちらもスタメンになるのに苦労している。なぜだ?」

 リーグカップとセント・ジョンストン戦の旗手の欠場は、怪我が理由だと見られているが、その前の2試合は途中出場だった。昨季まで主軸だった日本代表MFの扱いに不満を感じているようだ。

【動画】まさかのミスを見逃さない!指揮官が「見事なタッチ」と激賞した古橋の2試合連続ゴール 
 
 また、トミーさんは「選手たちは2年間自由に流れる面白いサッカーをしてきた。ブレンダン・ロジャースのような退屈でネガティブなサッカーをしたくないのは明白だと思う」と主張。こう続けている。

「昨シーズン30ゴール以上を決めたキョウゴ(古橋亨梧)が最終DFの肩でプレーしているところを見てくれ。ロジャースは彼を深く落とすようにした。本当に驚くべきことだ!」

 裏抜けが専売特許のエースに、ポストプレーを要求し、下がってボールを受ける動きも課している指揮官への不満だ。このタスクのために得点力が低下したというのは、OBのパット・ボナー氏も『BBC』で指摘していた。

 横浜F・マリノス時代からポステコグルーの師事してきた前田大然も、戦術の変更に自身がまだ対応できていないと明かした。オーストラリア人指揮官が獲得した選手たちがどうロジャースのサッカーのフィットしていくのか。注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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