「ゼロからスタート」プレミア2年目を迎える三笘薫が語った“意外な言葉”。新たなライバル出現に...【現地発】

2023年08月12日 田嶋コウスケ

昨季と比べて選手の顔ぶれも変わった

三笘はアメリカツアーの3試合で2アシストを記録した。(C)Getty Images

 日本代表MF三笘薫のプレミア挑戦2年目がいよいよ始まる。
【動画】DFを翻弄!三笘の5連続切り返し
 現地時間8月12日に昇格組ルートン・タウンとのプレミアリーグ開幕戦を控えるブライトンは、7月下旬からプレシーズンマッチを精力的に行なった。ツアー先のアメリカでは、チェルシー、ブレントフォード、ニューカッスルの3チームと対戦。三笘は2試合で先発し、2アシストを記録した。

 そしてプレシーズンマッチ最終戦となるラージョ・バジェカーノ戦が、6日にホームのアメリカン・エクスプレス・コミュニティで行なわれた。日本人アタッカーは4―2―3―1の左サイドでハーフで先発。得点やアシストはなかったが、ドリブルで敵2人をかわしてシュートを打つなど、軽快な動きを見せた。

 試合後、三笘は次のように話した。

「自分のコンディションを確認することと、チームとして優位に進めることを頑張りました。コンディションの仕上がり具合は、今日だけはまだわからないですね。プレミアリーグとスペインのチームでは、サッカーも強度も違うので」
 
 新シーズン開幕に向けて、選手の顔ぶれも変わった。

 最も大きな違いは、チームを動かすセントラルMFだ。まず、昨シーズンまで舵取り役を担ったアレクシス・マク・アリステルがリバプールに移籍。豊富な運動量で中盤を活性化したモイセス・カイセドも退団が確実視され、プレシーズンマッチ最終戦のラージョ戦もメンバー外となった。昨シーズンの躍進を支えた2人が抜け、代わりにセントラルMFに入ったのは、ビリー・ギルモアと新戦力のマフムード・ダフードだった。

 米国ツアーからこの2人は積極的に起用されたが、チーム全体を動かすような存在感はまだ示せていない。ラージョ戦もチームとしてまだまだ連携を構築している最中である印象が強かった。ボールを受ける側の三笘にも効果的なパスが入る回数は少なく、入れ替えの影響は小さくないように映る。三笘は次のように説明する。

「違う選手が入ってきましたが、彼らの特長があるので。 どういう風にパスを受けたいかとか、そういう風に考えながらプレーしないといけない。ただ、良いところを引き出せれば、昨シーズン以上のプレーができると思う。 時間が経てば、より良くなっていくと思います。

(マクアリステルやカイセドがいなくなり)攻撃と守備のところも違うし、ポジショニングも違います。(ダフードとギルモアは)特長が違うので、彼らの良さを引き出しながら、自分も強みを出さないといけない。まだまだチームとして足りない部分があるので、そこをしっかりと突き詰めていきたいと思っています」
 

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