サグラダ・ファミリアからカンプ・ノウへ。15歳の鮮烈デビューと41歳のラストダンスを堪能【バルセロナを巡る旅|前編】

2023年06月30日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

天才MFが営むうどん屋も

カンプ・ノウに集結したバルセロニスタ。(C)Getty Images

 FCバルセロナのあるバルセロナは、スペイン有数の観光都市としても知られている。サッカー観戦に訪れるなら、ぜひ街の観光も合わせて楽しみたい。

 観戦するバルセロナ対ベティス戦は(日本では考えられないが)21時キックオフと遅かったため、それまで街歩きをする。

 まずはホテルの最寄り駅から地下鉄でディアゴナル駅に出て、グラシア通りを南下する。ブランドショップなどが立ち並ぶこのストリートは、土曜日ということもあって大変賑わっていた。

 アントニ・ガウディの代表的な建築物で、世界遺産となっているカサ・ミラやカサ・バトリョもこの通りに面して建てられている。曲線のデザインが印象的で、建物の外は内部見学街の観光客で行列ができていた。

 そうこうしている間にカタルーニャ広場に到着。やたらと鳩がたくさんいるため、鳥が苦手な方は足を踏み入れないほうがいいかもしれない。 
 
 そこから旧市街(ゴシック地区)のランブラス通りをしばらく歩くと、ボケリア市場に到着。生鮮食品や魚介類、肉の加工食品などを取り扱う店がぎっしりと並び、見ているだけで面白い。大変賑わっており、食べ歩きをしている人も多かった。バルも併設されているので、ここで腹ごしらえをするのもいいかもしれない。

 このボケリア市場の周辺にも、ゴシック地区を象徴する建物であるカテドラル(大聖堂)やピカソの壁画が描かれた建物、ピカソ美術館、こちらもガウディ作の世界遺産であるグエル邸など、観光スポットが点在している。時間をかけずに回るのもよし、1箇所をじっくり見学するのもよし。いろいろな楽しみ方ができる。

 ちなみに、ディアゴナル駅の近くには、山城高時代に注目を浴び、ヴェルディ川崎などでプレーした天才MF石塚啓次さんが営むうどん屋「Yoi Yoi Gion 宵宵祇園」がある(この日は準備中で入店できなかった)。ぜひ訪れてみては。

 さて、試合前に最後に訪れたのが、ガウディの最も有名な建築物にしてバルセロナ最大の観光スポットであるサグラダ・ファミリアだ。地下鉄のサグラダ・ファミリア駅の階段を上がると、目の前に姿を現した巨大な芸術作品の雄大さに圧倒される。

 建物全体で聖書の内容を表わすという、もはや異次元のスケールを誇るこの教会は、有名な話ではあるが、着工から141年が経ったいまも完成しておらず、建設中である。

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