【U-21日本代表|通信簿】“最もA代表に近い男”は鈴木唯人!藤田はリーダーとして存在感、アンリは大会を通じて急成長

2022年06月21日 松尾祐希

鈴木彩は世代屈指のGKであることを改めて証明

ウズベキスタンで開催されたU-23アジアカップで、大岩ジャパンは3位で大会を終えた。2022 Asian Football Confederation (AFC)

 ウズベキスタンで開催されたU-23アジアカップで、U-21日本代表は3位で大会を終えた。目標に掲げていた優勝は果たせなかったものの、今回の成績で、パリ五輪の最終予選を兼ねる2年後のU-23アジアカップにおいて「ポット1」を確定させたのは大きな価値がある。

 大岩剛監督就任後で最も長い活動となった今大会で、選手たちはどんなプレーを見せたのか。5段階評価(S→A→B→C→D)で23名のメンバー、監督、チームを査定する。

【日本の戦績】
▼グループステージ
第1節:〇2―1 UAE戦
(得点者/鈴木唯人、細谷真大)
第2節:△0-0 サウジアラビア戦
(得点者/なし)
第3節:〇3-0 タジキスタン戦
(得点者/松木玖生、佐藤恵允、中島大嘉)

▼ノックアウトステージ
準々決勝:〇3-0 韓国戦
(得点者/鈴木唯人②、細谷真大)
準決勝:●0-2 ウズベキスタン戦
(得点者/なし)
3位決定戦:〇3-0 オーストラリア戦
(得点者/佐藤恵允、オウンゴール、藤尾翔太)

――◆――◆――
 
■GK
1 小久保玲央ブライアン [評価]B
1試合(先発1)出場・0失点
唯一の出場機会となったグループステージ(GS)のタジキスタン戦で能力の高さを示す。守備機会は多くなかったが、集中力を切らさないで無失点に抑えてみせた。ピッチ外でも重要な役割を果たし、ムードメーカーとしてチームを盛り立てる。

12 鈴木彩艶 [評価]A
5試合(先発5)出場・3失点
得意のハイボール処理はもちろん、ミドルシュートや1対1の場面でも動じずに対応した。GSのUAE戦では相手のシュートを片手で外に弾き出すなど、力負けしないパワーは目を見張った。パントキックやスローも安定しており、世代屈指のGKであることを改めて証明した。

23 佐々木雅士 [評価]D
0試合・0失点
今大会は登録メンバーで唯一出場機会がなかったが、鈴木彩や小久保と切磋琢磨しながら、GK陣の練習を盛り立てる。チームにポジティブな空気を作り出す原動力となり、ピッチ外での存在感は絶大だった。
 

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