【J1採点&寸評】川崎5-2札幌|小林は“キラーぶり”を発揮し2得点。荒野は好プレーを続けていたが…

2022年06月19日 江藤高志

川崎――チームに落ち着きをもたらした大島

【警告】川崎=なし 札幌=菅(39分)、金子(60分)、深井(61分)、荒野(69分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小林悠(川崎)

[J1第17節]川崎5-2札幌/6月18日/等々力陸上競技場

【川崎|採点】
スタメン)
GK
チョン・ソンリョン 6.5
DF
山根視来 6.5
谷口彰悟 6.5
車屋紳太郎 6.5
橘田健人 6.5
MF
大島僚太 6
脇坂泰斗 6.5(82分OUT)
遠野大弥 6(82分OUT)
FW
家長昭博 7
チャナティップ 5.5(74分OUT)
知念 慶 6(58分OUT)

途中出場)
FW
小林 悠 7(58分IN)【MAN OF THE MATCH】
FW
マルシーニョ 7(74分IN)
MF
ジョアン・シミッチ ―(82分IN)
FW
レアンドロ・ダミアン -(82分IN)

監督)
鬼木 達 7
 
【川崎|寸評】
 3試合無得点で、2連敗中とこれ以上負けられない試合。札幌のマンツーマンディフェンスに苦しめられたが、不運な形の2失点にもペースを乱さず逆転し、さらには突き放した試合展開は見事だった。

 復帰戦となる大島、チャナティップは明暗が別れた形。大島は不運な形で1失点目に関わってしまったが、総じて質の違いを見せてチームに落ち着きをもたらした。誰もが安心して預けられるポイントができた効果は大きい。チャナティップはもう少し決定的な場面に関わってほしいところ。

 谷口、車屋が組んだCBコンビは、札幌の前からのプレスを淡々と外して試合を組み立てた。左SBに入った橘田は初めてのポジションながら問題なくこなしており、ユーティリティ性の高さが空恐ろしいレベルだ。

 試合は家長の2ゴールもさることながら、札幌キラー、小林が2得点で全て持って行った感がある。今季初ゴールだったが、ここから固め打ちして二桁を目指してほしい。

【ハイライト動画】川崎が札幌に5-2逆転勝ち! 家長&小林が2発、マルシーニョもダメ押し弾!
 

次ページ札幌――福森の左足の質の高さは見事だった

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事