東アジアカップ後に勢いを増す柴崎、山口――日本代表メンバーの近況報告|国内組編

2015年08月28日 サッカーダイジェスト編集部

川島が選外のGKはスタメン候補筆頭の西川が好調を維持。

川島に代わるスタメン候補と見られる西川。持ち前の足技で攻撃の推進力となれるか。(C) SOCCER DIGEST

 9月上旬のワールドカップ・アジア2次予選に向けた日本代表メンバーが8月27日に発表された。日本は、9月3日にカンボジア(埼玉/19時25分)と、同8日にアフガニスタン(イラン/未定)と対戦する。
 
 ここでは、東アジアカップから引き続き選出された13名の国内組の近況をお伝えする。東アジアカップ最下位という屈辱を経て臨んだJリーグ、ACLで選手たちはいかなるパフォーマンスを見せているのか。
 
【PHOTO】カンボジア戦、アフガニスタン戦に向けた日本代表メンバー23人
 
GK
東口順昭(G大阪)
今季成績(J1):25試合・25失点
平均採点:5.94(GK部門5位)
 
 G大阪での安定したパフォーマンスが評価され、ハリルホジッチ体制では、西川とともに全試合に招集。東アジアカップ第3戦の中国戦で念願の代表デビューを飾った。西川に比べると、フィードの精度やタイミングはまだ見劣りするが、キャッチングや状況判断などの能力は総じて高い。
 
 指揮官がGKに求める要素のひとつとして「空中戦の強さ」があり、東口はハイボールの対応に自信を持つ。フィード、ポジショニング、守備範囲と課題も少なくないが、自身の武器に磨きをかけて正守護神の座を狙う。
 
GK
西川周作(浦和)
今季成績(J1):25試合・24失点
平均採点:5.98(GK部門2位)
 
 浦和では昨季からリーグ戦全試合フル出場を続ける。全員攻撃・全員守備を掲げるミシャスタイルのなかで、「ウチには一番後ろにGKではなく、もうひとりリベロがいると思っている」と那須が語るほど、守備はもちろん足技(フィード、パス)でも貢献している。
 
 最近は相手との駆け引きが円熟味を増してきた印象で、"先手"のポジション取りから相手の決定的なシュートを食い止めるか、ショットミスに誘っている。
 
GK
六反勇治(仙台)
今季成績(J1):23試合・36失点
平均採点:5.74(GK部門9位)
 
 第1ステージ・3節からスタメンの座を掴むも、チームはリーグ最多失点(37失点)と決して褒められる内容ではない。ただGKにとってノーチャンスの場面は少なくなく、ピンチが多い分だけビッグセーブでチームを救ったシーンも多い。
 
 武器とするフィードはカウンターの起点になれるほど精度が高く、"縦"を意識する日本代表にはフィットするはず。まずは第3GKとして代表の水に慣れ、巡ってきたチャンスを確実にモノにしたいところだ。

次ページ指揮官好みの激しさを見せる丹羽は、ユーティリティ性のあるプレーぶり。

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