【J1採点&寸評】川崎 1-4 C大阪|山田&加藤の2トップが躍動。乾らもいぶし銀の働き

2022年04月02日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――まさかの4失点

【警告】川崎=なし C大阪=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】山田寛人(C大阪)

【チーム採点・寸評】
川崎 4
 C大阪の前からのプレスを打開しきれず、前半だけでまさかの3失点。ミスも重なり不甲斐ない出来に。ハーフタイムで4枚替えを行なって反撃を試みたが、先に4点目を取られ、時間が経つごとに焦りも生まれてチグハグに。終盤に小林のヒールからマルシーニョが一矢報いたが、1-4で完敗。リーグ新となるホーム無敗記録(26試合)も残念ながら達成できなかった。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 5.5
4失点を喫した事実は重くのしかかるだろう。それでも彼の好セーブがなければさらに失点は増えたはず。
 
DF
13 山根視来 5
日本代表で2試合を戦って疲労もあったはずだが谷口とともに先発出場。前半に家長、脇坂らと協力して右サイドを崩しにかかる場面もあったが、上手く守られたシーンも。クロスもなかなか味方に合わなかった。
 
31 山村和也 5(HT OUT
1失点目の場面はシュートブロックしたボールがポストに跳ね返り、相手のもとへ。その後もカバーなどに走ったが、相手の勢いを止めきれず。ハーフタイムで交代。
 
5 谷口彰悟 4
山根とともに日本代表としてベトナム戦に出場し、中3日でC大阪戦へ。本人は絶対に言い訳をしないだろうが、切り替えは難しかったはず。前半の1失点目は周囲の動きのなさが要因も相手にボールを奪われ、3失点目は独走を許す。後半は立て直した印象も……。試合終了後には立ち上がってキャプテンとして仲間に声をかけた。
 
15 佐々木旭 5
これまで粘り強く対応していた守備に加え、攻撃面でよりアップデートしようとしていることはよく分かる。ただその過程で少なくないミスが生まれた。一方でマルシーニョのゴールの場面では小林にタイミングよくパスを通した。

MF
8 橘田健人 5(HT OUT
本人も課題に挙げ、練習後には鬼木監督と長い時間、話し込んでいたように攻撃面、パスの散らしで成長を見せたかったが、まだ迷いがあるのか。守備面でもサイドに引き出され、中央を突かれるシーンがあった。
 
14 脇坂泰斗 4.5
前半に相手エリア内で狭いスペースを突破したプレーは彼の真骨頂。中盤ではボールを展開したが、こちらもパスミスが少なくなかった。本来はチームをリードする立場だっただけに……。

【J1第6節PHOTO】川崎1-4C大阪|乾貴士の笑顔が炸裂!首位川崎に快勝したC大阪がサポーターをバックに記念撮影!!

【PHOTO】等々力に集結した川崎&C大阪サポーターたち!!

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