【2022初陣ウズベク戦のスタメン予測】2パターンを用意。稲垣のステルス性の高い飛び出しは相手にとって厄介に

2021年12月11日 河治良幸

常連組がスタメン候補になることは確かだろう

河治氏によるウズベク戦の「予想イレブン」。

 森保ジャパンの2022年初陣は、1月21日に行なわれる国際親善試合のウズベキスタン戦。この一戦に臨むメンバー22人が発表され、その顔ぶれは"オール国内組"に。初選出の選手がいれば、久々に復帰した選手も。再開されるW杯アジア最終予選に向けた強化マッチとしても注目を集めるウズベク戦のスタメン予測や今後の活用策などについて、有識者の見解を伺った。
(文=河治良幸)

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 森保一監督が率いる日本代表は、来年1月21日に行なわれる国際親善試合のウズベキスタン戦に向けたメンバー22人を発表した。国内組だけの編成となる今回だが、初招集の4人を含めて非常に個性的なメンバーが出揃った印象だ。

 フルメンバーの大勢を占める欧州組はいないが、ワールドカップ・アジア最終予選の中国戦(1/27)とサウジアラビア戦(2/1)に向けた調整という第一目的を考えれば、大迫勇也(神戸)ら11月のアウェー2試合にも参加していた常連メンバーがスタメン候補になることは確かだろう。

 その一方で、前回は2試合ともベンチ外で終わった上田綺世(鹿島)や前田大然(横浜)、旗手怜央(川崎)などが試合で経験を積むことで、今後に向けて選手層を厚くしておくことも重要になってくる。最終予選の残り4試合もそうだが、来年末のカタール・ワールドカップに向けて、フレッシュなメンバーに経験やアピールの機会を与えていく意味は大きい。

 ただ、反町康治技術委員長が「海外に移籍する噂のある選手が正直、いると思います。しっかりと発表された後に追加で呼ぶ可能性もある」と認めるように、セルティック移籍の可能性が報道される前田や旗手がもし正式に移籍となった場合、彼らの渡欧を考慮して追加招集が出る見込みは高い。そうした事情も踏まえて、ウズベキスタン戦の「予想イレブン」と「推奨イレブン」を提示したい。

「予想イレブン」は基本的に代表実績のある選手で固めた。森保監督は「序列を崩すということでは、経験の浅い選手が割って入ることは十分ある」と語るが、上記の通り中国戦、サウジアラビア戦に向けてコンディションを上げる目的を考えると大迫、酒井宏樹(浦和)、長友佑都(FC東京)、権田修一(清水)の4人がスタメンに名を連ねる見込みが高い。

 メンバー構成は、おそらく日本の時間帯が長くなることを踏まえて4-2-3-1で予想した。右サイドは11月シリーズで酒井に代わり連勝に貢献した山根視来(川崎)もいるので、ここはどちらがスタメンでも、ハーフタイムか後半の早い時間に代わるのが規定路線と見る。
 

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