【J1採点&寸評】川崎 4-1 G大阪|2ゴールのL・ダミアンとMOMで迷ったのは…。宇佐美の意地の一撃もインパクト

2021年11月27日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――山根は2アシストをマーク

【警告】川崎=なし G大阪=昌子(46分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】山根視来(川崎)

[J1第37節]川4-1G大阪/11月27日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
 7分、9分と早々に2点を奪い、試合の主導権を完全に握るかと思われたが、17分に宇佐美にドリブル突破からゴールを奪われ、難しい流れに。相手のロングボールを主体にした攻撃に対し、コンパクトさが欠ける部分があり、セカンドボールをもう少し拾いたかったところ。それでも「今日は割り切ったプレーもできた」と車屋が振り返ったように、時にはシンプルに試合を進めながら、終盤の2ゴールで突き放して勝利。最終節(横浜とのアウェー戦)を残すが、今季はアウェーで2敗のみと、ホームでは負けなしを達成。素晴らしい成績とともに、すでに決めていた優勝を改めてサポーターと喜び合った。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6
宇佐美にドリブル突破され、迎えた1対1は止められず。それでもセットプレーでのハイボールの処理は安定しており、後半も相手のシュートを阻んだ。
 
MAN OF THE MATCH
DF
13 山根視来 7
タイミングの良いオーバーラップからダイレクトクロスで2アシストをマーク。L・ダミアンの2ゴールをお膳立てし、中、外の柔軟な動きで攻撃にリズムも加えた。本人はビルドアップに課題を残したと、試合後に振り返ったが、インパクト十分なプレーだった。L・ダミアンと迷うも、このゲームでは彼をMOMに推したい。
 
5 谷口彰悟 5.5
宇佐美にゴールを奪われたシーンでは相手の切り返しのテクニックに突破を許してしまった。あのシーンを加味すると「5.5」か。相手のパワープレーに苦戦する場面もあったが、その後はしっかり対応した。                                                       
7 車屋紳太郎 6
谷口と同じく失点場面ではパトリックにポストプレーを許し、宇佐美のゴールにつなげられてしまった。一方で、得意のフィードでパスを散らし、カウンターも食い止める。試合終了間際にはCKからゴール。本人によればリーグ戦では等々力での初ゴールだという。
 
2 登里享平 6
前方のマルシーニョをフォローしつつ、ボールの出し手と受け手になる。いつものようにバランスを取りつつ、3点目にも絡んだ。
MF
22 橘田健人 6(83OUT
毎度のことながら攻守に幅広く動き回り、潤滑油として機能。改めて重要戦力であることを示しただけに、今後求められるのは、チームの流れが悪くなった時に引き戻すプレーだろう。失点場面のパスカットは彼に責任を求めるのは酷か。
 
8 脇坂泰斗 6(78 OUT
後半開始早々にマルシーニョに通したスルーパスなど"らしい"プレーを披露。守備でも頑張った。だからこそ目に見える結果を残したかったか。

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