【J1採点&寸評】柏1-0C大阪|終盤の決勝弾でJ1残留決定! 殊勲の右サイドバックを最高評価

2021年11月08日 鈴木潤

柏――攻守両面で躍動した大南に「7」

【警告】柏=仲間(5分) C大阪=なし
【退場】柏=なし C大阪=なし
【MAN OF THE MATCH】大南拓磨(柏)

[J1リーグ35節]柏1-0C大阪/11月7日(日)/三協フロンテア柏スタジアム

【チーム採点・寸評】
柏 6.5

終始コンパクトな陣形を保ち続け、C大阪に付け入る隙を与えず。ボールを奪ってからの速攻と遅攻の使い分けもできていた。終盤の得点で勝ち切り、J1残留を決める。

【動画】柏のJ1残留決定弾!

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム ・スンギュ 6

大きなピンチはなかったが、リフレクトしたシュートやディフェンスラインの背後を狙われたフィードへの飛び出しでは的確に処理。90分を通じてパフォーマンスは安定していた。

DF
MAN OF THE MATCH
25 大南拓磨 7

86分にJ1残留を決める貴重な決勝弾を決める。その他の場面でもタイミングの良い攻撃参加が目立ち、切り替わった際の帰陣も非常に早く、攻守両面で躍動した。

3 高橋祐治 6
相手のフィードに対してはエアバトルで競り勝ち、押し込まれた場面では中盤の選手を動かして陣形を動かす。最終ラインでリーダーシップを発揮した。
 
4 古賀太陽 6
最終ラインで相手のプレッシャーの矢印を振りながらビルドアップの入り口を作る。FWに縦パスが入った際も素早い潰しで攻撃の芽を摘んだ。

20 三丸 拡 6
縦に攻め上がってクロスを供給するだけでなく、インサイドへ切り込み、ダイレクトパスで決定的なチャンスにも絡んだ。37分にはクロスボールをクリアし、外から入ってきた坂元にシュートを許さず。

MF
11 マテウス・サヴィオ 6.5

ラストパスが引っかかる場面こそあったものの、高い技術とアイデアを駆使して攻撃にリズムをもたらした。86分の決勝点も攻撃のスイッチを入れたのはサヴィオのスルーパスだった。

27 三原雅俊 6.5
中盤でバランスを取りビルドアップの経由地点となる。また、セカンドボールを回収してチームの二次攻撃につなげた予測も光り、守備時にはフィルターの役目も果たす。両チームを通じて最長の走行距離を記録したことからも、こまめにポジションを取っていたことが分かる。黒子的な役割ながら存在感は格別だった。
 

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