試合を重ねるごとに成長を感じている
今季、5年ぶりに古巣福岡に復帰した金森。サイドハーフを主戦場に攻守の両局面でアグレッシブかつタフなプレーを続けている。写真:田中研治
サッカーにおける攻守の重要局面となる「バイタルエリア」。ゴールや失点にダイレクトに関係してくる、"勝負の肝"となるスペースをいかに攻略するか、いかに死守するかは、多くのチームにとって不偏のテーマだろう。そんな「バイタルエリア」で眩い輝きを放つ選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第9回は、地元クラブのアビスパ福岡で攻守にフル稼働する金森健志だ。
筑陽学園高3年次の2012年に福岡の特別指定選手に選ばれ、翌年に福岡でプロキャリアをスタートさせる。1年目から出場機会を掴み、15年シーズンはチームのJ1昇格を経験。その後は鹿島アントラーズ、サガン鳥栖でのプレーを経て、今季から古巣アビスパに5年ぶりの復帰を果たした。
昇格組の福岡は29試合を消化した時点で、12勝7分10敗、勝点43の9位につけている(編集部・注/インタビューは30節・鳥栖戦の前に実施)。そのなかで金森はサイドハーフを主戦場に、28試合に出場して3ゴールをマーク。不可欠な主力メンバーのひとりとしてチームを支えている。
27歳のアタッカーは、ここまでの自身のパフォーマンスと、チームの戦いぶりをどう見ているのか。
――◆――◆――
得点のところで言うと、3点は少ないかなとは思っていて。でもアビスパのサッカーは、得点以外でも勝利につながるプレーというか、勝利のためにどういうプレーができるかということも大事なので、そこは意識しています。
アビスパのサイドハーフは相当な運動量が求められますし、得点以外の攻撃のところだったり、守備もしっかりとこなす。やることは多いですね。たぶん、一番キツいんじゃないかな(笑)。でも、楽しみながらできています。やらなければ勝てないし、重要なポジションだと思っているので。チームが勝つために、ハードワークをしなければいけない。
チームとしては、開幕してからの最初の何試合かに比べると、一人ひとりのレベルも上がっていますし、試合を重ねるごとにアビスパのやりたいサッカーの完成度というか、成長していっているなっていうふうには感じています。
シーズン当初は勝てない時期が少し続いて、その時はJ1の壁を感じて、厳しいシーズンになるのかなと不安があったし、やらなければいけないなという焦りもありました。でも、その後に6連勝して、その時にすごく勢いがあって、J1でも十分に戦っていけるんじゃないかと思えました。
筑陽学園高3年次の2012年に福岡の特別指定選手に選ばれ、翌年に福岡でプロキャリアをスタートさせる。1年目から出場機会を掴み、15年シーズンはチームのJ1昇格を経験。その後は鹿島アントラーズ、サガン鳥栖でのプレーを経て、今季から古巣アビスパに5年ぶりの復帰を果たした。
昇格組の福岡は29試合を消化した時点で、12勝7分10敗、勝点43の9位につけている(編集部・注/インタビューは30節・鳥栖戦の前に実施)。そのなかで金森はサイドハーフを主戦場に、28試合に出場して3ゴールをマーク。不可欠な主力メンバーのひとりとしてチームを支えている。
27歳のアタッカーは、ここまでの自身のパフォーマンスと、チームの戦いぶりをどう見ているのか。
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得点のところで言うと、3点は少ないかなとは思っていて。でもアビスパのサッカーは、得点以外でも勝利につながるプレーというか、勝利のためにどういうプレーができるかということも大事なので、そこは意識しています。
アビスパのサイドハーフは相当な運動量が求められますし、得点以外の攻撃のところだったり、守備もしっかりとこなす。やることは多いですね。たぶん、一番キツいんじゃないかな(笑)。でも、楽しみながらできています。やらなければ勝てないし、重要なポジションだと思っているので。チームが勝つために、ハードワークをしなければいけない。
チームとしては、開幕してからの最初の何試合かに比べると、一人ひとりのレベルも上がっていますし、試合を重ねるごとにアビスパのやりたいサッカーの完成度というか、成長していっているなっていうふうには感じています。
シーズン当初は勝てない時期が少し続いて、その時はJ1の壁を感じて、厳しいシーズンになるのかなと不安があったし、やらなければいけないなという焦りもありました。でも、その後に6連勝して、その時にすごく勢いがあって、J1でも十分に戦っていけるんじゃないかと思えました。