PK戦で「止めた!」「自分で決めた!」の大活躍。米国ツアーのエバートンにニューヒーローが誕生

2021年07月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

3人の新戦力がさっそく活躍!

PK戦で自軍11人目のキッカーとして登場し、ど真ん中に蹴り込んだベゴビッチ。ベテランのリーダーシップに期待だ。 (C)REUTERS/AFLO

 米国ツアー中のエバートンに、ニューヒーローが誕生した。

 エバートンは7月25日、フロリダカップの初戦でコロンビアのミジョナリオスと対戦。ラファエル・ベニテス新監督の初陣となったこの一戦で活躍したのが、今夏の移籍マーケットで獲得した3人の新戦力だ。

 果敢な仕掛けとポストを叩く強烈なシュートが印象的だったアンドロス・タウンゼント(前クリスタル・パレス)、0-1で迎えた64分に同点に追いつくPKを決めるなど存在感は放ったデマレイ・グレイ(前レバークーゼン)の2人も評価に値したが、なかでも際立っていたのがボーンマスから獲得したGK、アスミル・ベゴビッチだ。
 立ち上がりから好セーブを連発した34歳のベテランが、とくに輝きを放ったのはPK戦。相手2人目のキックを鋭い反応でストップした元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表は、両チームともに1人ずつ失敗した状態でフィールドプレーヤー全員が蹴り終わったあと、自軍11人目のキッカーとして登場すると、勢いよくど真ん中に蹴り込んでネットを揺らす。そのままゴールマウスに入り、今度は"本業"に集中。相手GKのキックを落ち着いて弾き、勝利を手繰り寄せた。

 先のEURO2020でイングランド代表の準優勝に貢献したジョーダン・ピックフォードが正守護神を務めるエバートンでは、おそらく控えの位置づけながら、頼れる第2GKの存在は長丁場のシーズンを戦い抜くうえで心強い。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

次ページ【動画】ベゴビッチのPK戦の活躍はこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事