オウンゴール数だけじゃない!名勝負&異例尽くしのEURO2020で誕生した7つの記録とは?

2021年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

合計18ゴールが生まれた日も

デンマーク代表のケアが、準決勝のイングランド戦で犯した一発で、今大会のOG数はなんと過去全大会の合計を超えた。(C)Getty Images

 新型コロナウイルスの影響で1年の延期に、史上最多の11会場での開催と、異例尽くしとなったEURO2020も、イタリアがイングランドを撃破した決勝をもって、全日程が終了した。

 今大会は準決勝以降、全ての試合で延長戦にもつれ込むなど、実力が拮抗し迫力の熱戦が連日繰り広げられた一方で、度々ニュースにもなったオウンゴール数をはじめ、様々な記録が更新された大会ともなった。そうしたなかで、スペイン紙『MARCA』ではEURO2020を総括するうえで、全51試合で誕生した7つの記録を紹介している。
 
●1大会最多ゴール

ゴール数は142を数え、前回大会の109を圧倒的に上回った。それ以前では、76(2012年)、77(2008、2004年)、85(2000年)となっている。これは2016年以降、チーム数が16から24に増え、1大会あたりの試合数が20試合増えているのが大きな要因だが、今大会は1試合あたりの平均ゴール数を見ても2.78で、2004年の31試合・85ゴール(2.74)を上回る、過去最高の数値を叩き出している。

●1日最多ゴール

6月23日に行なわれたグループEとFの試合では、合計18ゴールが記録された。内訳はスペイン(5-0)スロバキア、スウェーデン(3-2)ポーランド、ドイツ(2-2)ハンガリー、ポルトガル(2-2)フランスだ。ちなみに準々決勝でスペインがクロアチアを5-3で破った一戦は、1960年大会の準決勝でユーゴスラビアがフランスを5-4で破ったものに次いで、得点の入った試合となった。

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