「信じられない」「過去最高」チェコ代表FWが決めた衝撃の“45メートルEURO最長弾”に賛辞相次ぐ! 本人が明かした驚愕ゴール誕生のワケ

2021年06月15日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

リネカーは「あのゴールはシックだ」

(C)Getty Images

 チェコ代表のパトリック・シックが、大会序盤にして早くもベストゴール候補となるゴラッソを決めてみせた。レバークーゼンに所属するストライカーは、前半のうちから狙っていたと明かしている。

 6月14日のEURO2020、グループD第1節のスコットランド対チェコは、2-0でチェコが勝利した。前半42分にシックがヘディングで先制点を奪取。さらに52分には超ロングシュートを決めた。

 シックは味方が相手のシュートをブロックしてこぼれたボールに反応すると、ハーフウェイラインを越えたところで左足を振り抜く。ダイレクトで放ったシュートは、放物線を描いてスコットランド守護神デイビッド・マーシャルの頭上を越えてゴールに収まった。

【動画】シックが決めた衝撃の"45メートルEURO最長弾"はこちら
 データサイト『Opta』によると、シックのシュートは45.5メートルの距離から決まっており、データ集計を始めた1980年大会以降で最長距離記録という。

 英紙『Daily Mail』によると、シックは試合後に英公共放送『BBC』で「彼が出ていたのを見ていたんだ。前半にこの状況があるかもしれないとチェックしていたんだよ」と明かしている。

「彼がとても高い位置でとどまっていたのを知っていて、ボールが来たときに彼の場所を確認したんだ。すぐにチェックして、彼が前に出ていたのを見て、トライしたのさ。ナイスゴールだったね」

 当然のようにシックのゴラッソには賛辞が寄せられており、元イングランド代表のゲーリー・リネカーは「あのゴールはシックだ」と、冗談を交えてツイートしている。

 スーパーゴールには、敗れたスコットランド代表のOBたちも脱帽だ。ダレン・フレッチャーは「トップクラスのストライカーによる信じられない一発」と称賛。ニール・マッキャンは「スコットランドの人間として悔しいが、あのスキルと格、実行力に拍手しなければいけない」と舌を巻いた。

「わたしがずっと見てきた中でもっとも良いゴールだ」

 マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたシックは、この勢いでチェコをけん引していけるか。次戦は18日、初戦でイングランド代表に敗れたクロアチア代表と対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

次ページ【動画】シックが決めた衝撃の“45メートルEURO最長弾”はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事