【セルビア戦のスタメン予想】焦点は大迫不在の前線の並び。CFは南野?浅野?もしくは…

2021年06月11日 サッカーダイジェスト編集部

“ピクシー”率いるセルビアと対戦

セルビア戦の予想布陣。負傷の大迫らを欠いてのゲームとなる。

 U-24代表、なでしこジャパンを含めて「ドドドド怒涛の9連戦」と銘打たれた5月末からの連戦。カタール・ワールドカップ・アジア2次予選を含めて5試合を戦うA代表にとっては4戦目だ。ノエビアスタジアム神戸で、キリンチャレンジカップ2021としてセルビア代表と対戦する。セルビアを率いるのは、日本と縁の深い"ピクシー"ことドラガン・ストイコビッチ。「日本に戻ってこられて幸せ」と話す、レジェンドとの対戦は楽しみである。

 コロナ禍で、またUEFAネーションズリーグを戦うようになったヨーロッパ勢とマッチメイクできるのは貴重な機会。ただ、怪我人の影響などで「ベストチームでこられたわけでないのは事実です」(ストイコビッチ監督)というセルビアとともに、日本もベストの布陣を組めるわけではない。

 東京五輪のオーバーエイジ候補である吉田麻也、酒井宏樹、遠藤航、東京五輪世代の冨安健洋(6月9日に負傷離脱が決定)らがU-24代表へ回っており、負傷が発表されていたエースの大迫勇也の離脱も9日に決定。キーマン数人を欠いての戦いとなる。ただ、ポジティブに考えれば各選手にとって絶好のアピールの機会であり、チームの底上げを行なえる場ともなるだろう。

 森保一監督は前日会見で、「(6月3日の)アンダー24と試合をした時のスタメンが中心になると思います。そこから(7日の)タジキスタン戦のメンバー何人かを入れ替えようと思います。実際は今日(前日、10日の)のトレーニングを見て決めようと思います」と説明。

 3日のU-24代表戦のスタメンは、GKシュミット・ダニエル、最終ラインは右から室屋成、植田直通、谷口彰悟、長友佑都、ボランチは橋本拳人、守田英正、2列目は右から南野拓実、鎌田大地、原口元気、CFに大迫勇也。

 一方、7日のタジキスタン戦のスタメンは、GK権田修一、最終ラインは右から山根視来、昌子源、中谷進之介、佐々木翔、ボランチは橋本拳人、川辺駿、2列目は右から古橋亨梧、南野拓実、原口元気、CFに浅野拓磨。

 
 そのなかでGKは、最終ラインをU-24代表戦のメンバーを軸とするなら、連係を改めて確認する意味でも権田を起用するか。シュミットのほかにも川島永嗣、中村航輔も控えるが、森保ジャパンで出場機会の多い権田を、今回のシリーズで最も難敵と言えるセルビア戦で先発させる可能性は高いように映る。

 最終ラインはU-24代表戦のメンバー、右から室屋、植田、谷口、長友と予想。入れ替えるとすればCBか。特に今後を見据えて経験値のある昌子を入れ、今シリーズでまだ試していない谷口とコンビを組ませる、もしくはU-24代表戦の後半途中からテストした植田との"元鹿島"コンビを再結成させる、どちらかのパターンもあるだろう。

 また右SBの山根はタジキスタン戦でマークしていた相手にゴールを決められたのに対し、3得点に絡む活躍。右SBには室屋がいるが、指揮官の評価を高めているとなれば、まとまった出場時間を確保するかもしれない。

次ページ果たして前線の組み合わせは…

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