【EURO出場国紹介|デンマーク】大国にも見劣りしない陣容で4強入りを狙う“ダークホース”

2021年06月07日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

注目はビッグクラブでプレーする3人で構成する中盤

好タレントが揃うデンマークは躍進が期待される。(C)Getty Images

デンマーク(2大会ぶり9回目の出場)
・FIFAランク:10位
・EURO最高成績:優勝(1992年)
・前回大会:予選敗退
・予選成績:4勝4分け0敗/23得点・6失点(グループD 2位)

●マッチスケジュール(グループB)
6月12日:フィンランド(コペンハーゲン)
6月17日:ベルギー(コペンハーゲン)
6月21日:ロシア(コペンハーゲン)

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 今大会のダークホースと目されているチームのひとつ。3月のワールドカップ予選では、グループ最大のライバルと見られているオーストリアにアウェーで圧勝(4-0)するなど、その戦いぶりが高く評価されている。

「結果は悪くないが、とにかく守備的すぎる」と一部で批判されたオーゲ・ハレイデ前監督の後を継いだキャスパー・ヒュルマンは、4-2-3-1システムを採用し、機能的なプレッシングをチームに浸透させ、「魅せるサッカー」を展開。

 キャスパー・シュマイケル(レスター)とシモン・ケア(ミラン)を中心とする守備陣は安定感抜群で、FWの迫力不足は否めないが、それでもミケル・ダムスゴー(サンプドリア)やヨナス・ヴィンド(コペンハーゲン)ら若手の成長もあり、前線の質と量は確実にアップした。

 また、クリスティアン・エリクセン(インテル)、ピエール=エミル・ホイビェア(トッテナム)、トーマス・ディレイニー(ドルトムント)で構成される中盤は大国にも見劣りせず、個々の実力はもちろんのこと、「連携面でもうまく機能しており、それぞれが良さを発揮している」と、指揮官も絶大な信頼を寄せる。

 目標のベスト4は射程圏内だ。

文●鈴木肇

※「ワールドサッカーダイジェスト責任編集 EURO2020展望&ガイド」から転載・加筆。

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