「イタリアに行ったときも…」ペップの発言に伊メディア騒然! バルサでは使わず、独英で導入した“戦術”とは?

2021年05月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

愛弟子メッシの勝者のメンタリティも絶賛

現役時代にプレー経験もあるセリエAで、グアルディオラが指揮を執ることはあるのだろうか。(C)Getty Images

 カルチョ界のレジェンドたちが集うチャンネルで、将来的にイタリアに行くかもしれないと示唆すれば、注目されないはずがない。

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、元イタリア代表のクリスティアン・ヴィエリのTwitchチャンネル『Bobo TV』に出演した。ヴィエリとアントニオ・カッサーノ、ダニエレ・アダーニ、ニコラ・ヴェントラの4人のインテルOBが様々なテーマについて話し合うチャンネルだ。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、グアルディオラはこのなかで、バルセロナ時代とバイエルンやシティ時代の違いに言及し、「最初は適応が大変だった」と述べている。

「バルセロナでは決してクロスをしなかった。(リオネル・)メッシがヘディングでゴールを決めるなど考えられなかったからね。ドイツでは、フランク・リベリやアリエン・ロッベン、ロベルト・レバンドフスキ、トーマス・ミュラーがいた。クロスをしなければいけなかったんだ。いくつかのプレーの原則を維持しただけだった。イタリアに行ったときも、同じようにするよ」

 この最後の一言は、イタリアのファンを期待させるには十分だ。『Sky Sport』は「イタリアでの将来にも一縷の望みを与えた」と伝えている。
 
 一方で、グアルディオラは愛弟子メッシについて「強い。最強だ。その意識、メンタリティ…彼は練習でのミニゲームでも絶対に負けない。負けたら練習を切り上げてしまう」と、勝者のメンタリティを絶賛した。

「こういうメンタリティを持ったこのような選手は、歴史上でも4、5人だよ。それにクオリティがある。彼はどこでもプレーできるんだ。偽9番?メッシを見たときに完璧だと思ったのさ。まず彼はボールに多く触れていたからね。サイドではボールに20分触れないこともあった。最強の選手はたくさんボールに触れなければいけない」

 グアルディオラの下で、メッシはサッカーの歴史に名を刻む偉大なレジェンドのひとりに成長した。カリスマ指揮官の指導を受けて飛躍した選手は少なくない。

 現役時代にセリエAでプレーした経験を持つグアルディオラは、いずれイタリアで指揮を執り、カルチョの国から新たなスターを輩出するのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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