【J1採点&寸評】川崎 2-0 札幌|リーグ新記録の“22戦無敗”達成の立役者は…札幌も果敢な戦いを披露

2021年05月16日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――チョン・ソンリョンはファインセーブでチームを救う

【警告】川崎=なし 札幌=菅(64分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)

[J1第14節]川崎2-0札幌/5月16日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
 昨年、ホームで悔しい負けを喫した相手に、今回も苦戦をしながらリベンジを果たし、昨季から続く22戦無敗のリーグ新記録を樹立!! 前半は狙っていた裏へのボールがなかなか通らず、相手に攻め込まれる場面もあったが、後半はギアチェンジ。三笘のゴールで先制すると、小林の試合終了間際のダメ押し弾で勝利を掴む。後半アディショナルタイムに追い付かれた前節の反省を修正し、鬼木監督は「選手の成長を感じる良いゲームだったと思います」と評価。MOMは三笘と小林で悩むも、短い時間で圧巻の決定力を見せた後者を選出。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6.5
前節は欠場した守護神は元気にスタメン復帰。59分には福森のFKをファインセーブ。裏を狙った相手のパスにはエリアを飛び出してクリアするなどゴールをしっかり守った。
 
DF
13 山根視来 6
当たり前のようにこの日も連続スタメン&フル出場を続け、右サイドの攻撃をサポート。疲労もあっただろうが、果敢で巧みなポジショニングで攻め込んだ。
 
4 ジェジエウ 6
強度の高い守備でボールを奪う。その後のパスが引っかかる場面もあったが、試合終盤は相手のクロスをよく撥ね返した。
 
 
5 谷口彰悟 6.5
後半に一度、A・ロペスに良い形で前を向かせてしまったが、それ以外ではキッチリと相手の攻撃をケア。改めてリスク管理能力は高く、強気なラインコントロールでチームを押し上げた。終盤に同点に追い付かれた前節の反省を生かし、最後まで声を張り上げる。
 
2 登里享平 6(72OUT
"偽のSB"として中央に入りつつ、パスコースを作ったが、前半はボールロストも。それでも守備ではマッチアップした金子の突破を阻み、後半はL・ダミアンへクロスを送るなどチャンスを作った。

MF
6 ジョアン・シミッチ 6.5
札幌の激しいプレッシングに苦慮する姿も見られたが、冷静にサイドへパスを散らした。後半はより縦へのパスを増やして攻撃を加速させ、中盤のファイトでボール回収にも寄与した。
 
17 小塚和季 5.5HT OUT
川崎での初先発を果たす。局面でテクニックを見せ、セットプレーの質も高かった。ただテンポがズレる面もあり、周囲とより連動性を高めるにはさらなる擦り合わせが必要だろう。前半のみで交代。
 

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