「トミヤスはいつ戻れるかわからない」日本代表に激怒した指揮官が冨安健洋の故障に言及

2021年04月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

次節のトリノ戦も欠場に

インテル戦で負傷し、2試合連続で欠場が続いている冨安。 (C) Getty Images

 だれもが早期復帰を願っている。だが、冨安健洋は4月21日のセリエA第32節トリノ戦も欠場することになった。クラブが20日に発表した招集メンバーリストに、日本代表DFの名前はない。

 冨安は3日の第29節インテル戦で右ふくらはぎを負傷。前半途中に交代を余儀なくされ、以降の2試合を欠場した。トリノ戦で3試合目の欠場だ。今季の欠場は6試合となった。

 ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、インテル戦で冨安が負傷したことに「クラブに敬意を欠いた」と激怒した。3月30日のワールドカップ2次予選のモンゴル戦で、日本代表が冨安を約70分プレーさせていたからだ。日本が14-0と大勝したのは周知のとおりだ。

『TUTTOmercatoWEB』によると、そのミハイロビッチは20日の会見で、冨安のトリノ戦欠場を明かすとともに、「いつ戻ってくるか分からない」と話している。

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 冨安は2月20日のサッスオーロ戦まで開幕から23試合連続フル出場を続け、フィールドプレーヤーでリーグトップのプレー時間を誇っていた。だが、以降はトリノ戦までの9試合で6試合を欠場し、フル出場は2試合。プレー時間はリーグトップ30からも外れている。

 それでもリーグ2位のボール奪回数(254)を記録していることが示すように、ボローニャ守備陣において冨安が重要なのは言うまでもない。だからこそ、ミハイロビッチは日本代表への怒りを隠さなかったのだ。

 トリノ戦を終えると、今季は残り6試合。ボローニャはアタランタ、フィオレンティーナ、ウディネーゼ、ジェノア、ヴェローナ、そしてユベントスと対戦する。冨安は、どのようなかたちでイタリアでの2年目を終えるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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