【J1採点&寸評】名古屋0-0FC東京|スコアレスも両者納得の試合内容。MOMは6戦連続無失点を統率した主将!

2021年04月03日 今井雄一朗

名古屋――盤石のクリーンシート6枚目

【警告】名古屋=吉田(49分)、木本(90+5分) FC東京=渡辺(81分)
【退場】名古屋=なし FC東京=なし
【MAN OF THE MATCH】丸山祐市(名古屋)

[J1リーグ7節]名古屋0-0FC東京/4月3日(土)/豊田スタジアム

【チーム採点・寸評】
名古屋 6

連勝は6でストップしたが、無失点試合は6戦連続と堅守に磨きはかかるばかり。得点へのアプローチがやや曖昧で、FC東京の守備力を前にして次なる課題が出たか。試合の制御力は盤石の一言。

【名古屋|採点・寸評】 
GK
1 ランゲラック 6

前半立ち上がりの連続ファインセーブは彼にとっては普通の範疇か。クロスに対する守備範囲の広さでも相手の攻撃を無効化し、盤石のクリーンシート6枚目。

DF
6 宮原和也 6

アダイウトンとのマッチアップは体格差をものともしないパワフルさ。対応の巧みさとビルドアップでの冷静さもあり、安定したパフォーマンスでチームを支えた。

4 中谷進之介 6.5
左右のスライドも頻繁な守備組織の中で、逆サイドもカバーするほどの守備範囲で相手の攻撃の芽を潰した。強力な相手3トップとのマッチアップも安定し、無失点に大きく貢献。
 
MAN OF THE MATCH
3 丸山祐市 6.5

指揮官も絶賛の隙のなさ。攻守ともに統率力を見せ、守備の対応にミスはなかった。ハイアベレージの守備力は、対応に難しさを感じさせなかった。

23 吉田 豊 6
副審にパスをする珍プレーはご愛嬌。対人の強さと流動的に動くサイドアタッカーのフォロー、攻撃参加のバリエーションなど良い意味で普段通りの質を見せつけた。
 
MF
15 稲垣 祥 6

ミドルレンジでボールを受けるとスタジアムがざわめいた。ボールを奪う、相手のチャンスを潰す、という持ち味を存分に発揮し、FC東京の攻撃から選択肢を奪った。

2 米本拓司 6(78分OUT)
文字通りの身体を張った守備で東京の圧力に対抗し、攻撃面ではドリブルに推進力を持ってチームを押し上げた。チームを引き締めるコーチングも多く、闘将の趣。
 

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