【U-24日本代表 全23選手の通信簿】南米王者アルゼンチンに1勝1敗、五輪本番に向けて評価を上げたのは?

2021年03月30日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

汚名返上の2ゴールを挙げた板倉の評価は?

招集されたU-24日本代表全23選手のパフォーマンスを評価した。(C)JFA

 東京五輪を戦うU-24日本代表は、南米予選を首位で通過したアルゼンチンと2試合を実施。26日に行なわれた初戦は0-1で敗れたが、3日後の対戦では3-0で快勝を飾り、リベンジを果たした。この2試合で各選手はどんなパフォーマンスを見せたのか。招集された23選手の出来を5段階(S、A、B、C、D)で評価した。

――◆――◆――

【GK】
1大迫敬介 [評価]B

サッカーダイジェスト採点
第1戦:5.5(フル出場・1失点)
第2戦:―(―)
初戦の失点はGKの責任ではないが、「威力はなかったので、対応できたかもしれない」と反省。キックの判断や精度で課題を残した面も。

12沖 悠哉 [評価]―
サッカーダイジェスト採点
第1戦:―(―)
第2戦:―(―)
北九州で谷に先発を譲ったのは悔しいだろう。五輪本番のGK枠は2人。自慢のキックに磨きをかけてライバルとの違いをアピールしていくしかない。

23谷 晃生 [評価]A
サッカーダイジェスト採点
第1戦:―(―)
第2戦:6(フル出場・0失点)
五輪代表の公式戦では初先発となった第2戦で、主砲ガイチの強烈なシュートをセーブするなど、アルゼンチンを完封。ややヒヤッとさせるようなプレーもあったが、評価を下げるほどではない。

【動画】衝撃のリベンジ!日本が南米王者アルゼンチンを3発粉砕!
【DF】
4板倉 滉 [評価]S

第1戦:5.5(フル出場)
第2戦:7.5(フル出場・2得点)
CBで出場し、失点に繋がるクロスを許した初戦の汚名返上とばかりに第2戦で躍動。驚きのボランチ起用に応え、中盤で的確にピンチの芽を潰せば、久保のCKからヘッドで2ゴールを奪う、圧巻のパフォーマンスを披露した。

5渡辺 剛 [評価]C
第1戦:5.5(フル出場)
第2戦:―(―)
CBで初戦に先発。敵の大型FWガイチとの1対1を制した場面もあったが、失点シーンでフリーにしてしまったのは痛恨だった。

6菅原由勢 [評価]B
第1戦:6(フル出場)
第2戦:―(―)
オランダで揉まれて逞しくなった姿を、とりわけ守備面で披露。タイミングの良い攻め上がりも評価したいが、クロスの精度には課題を残した。

15町田浩樹 [評価]B
第1戦:―(―)
第2戦:6(フル出場)
板倉が中盤に上がったこともあり、第2戦にCBで先発。気負いすぎたのか、序盤はやや不安定なところもあったが、時間が経つに連れて頼もしくなった。久保へのピンポイントフィードなど得意の左足も光る。

【PHOTO】日本3-0アルゼンチン|林が先制弾、板倉2発!南米王者に3発快勝でリベンジ!!
 

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