【サニックス杯レポート】Vol.1 波多野崇史(サンフレッチェ広島ユース)
広島ユースのGK波多野。攻守両面で貢献できる能力の高い守護神だ。写真:安藤隆人
サニックス杯ユースサッカー大会グループAを1位通過し、決勝進出を果たしたサンフレッチェ広島ユース。テクニカルで、攻守に強度の高いサッカーを展開するチームにおいて、大きな存在感を放っていたのが守護神の波多野崇史だ。
ハイボールの強さや反応の鋭さに加え、機敏な動きで高いディフェンスラインの背後を広範囲にわたってカバーする。さらに彼が魅力的なのは、チームの元気印でありながら、冷静かつ頭脳的なプレーをすることにある。
チームを鼓舞する声と大きなアクションで最後尾からチームを盛り上げつつ、シュートストップした後に正確なセカンドリアクションを見せ、ボールをキャッチした後にはすぐさま攻撃のチャンスとなる動き出しやスペースを見逃さずに、攻撃の第一歩となる正確なキックを繰り出す。
グループリーグ第2戦の青森山田との『今大会のベストバウト』となった激戦でも、驚愕のセカンドプレーを見せた。
0-1で迎えた51分、クロスボールを正確な飛び出しでキャッチをすると、着地するやいなや敵陣右サイドに走り出したMF笠木優寿の動き出しを見逃さず、正確なパントキックを繰り出した。笠木は波多野からの正確なキックを加速した状態で受けると、そのままドリブルで持ち込み、ゴール前に走り込んだFW濱田蒼太にラストパス。これを濱田が豪快に蹴り込んで、貴重な同点弾。まさに彼の冷静さと技術が生み出した電光石火のカウンターだった。
「常に一番遠いFWが動き出す瞬間を見ていますし、チームとしても守備から攻撃に切り替わった瞬間に一気に前に圧力をかけていくので、そこを生かすことを考えて守っています」
広島ジュニアユース出身で中3の時には日本クラブユースサッカー選手権U-15で全国優勝に貢献している波多野だが、昨年は3年生GKの牙城を崩せず、セカンドの守護神として県リーグを戦っていた。
「スーパープリンスリーグ中国でみんながチャンスをもらっているなか、僕は競争に絡むことができず、本当に悔しかった。でも、僕は明確な目標があるので『いつか必ず』という気持ちで取り組むことができた」
ハイボールの強さや反応の鋭さに加え、機敏な動きで高いディフェンスラインの背後を広範囲にわたってカバーする。さらに彼が魅力的なのは、チームの元気印でありながら、冷静かつ頭脳的なプレーをすることにある。
チームを鼓舞する声と大きなアクションで最後尾からチームを盛り上げつつ、シュートストップした後に正確なセカンドリアクションを見せ、ボールをキャッチした後にはすぐさま攻撃のチャンスとなる動き出しやスペースを見逃さずに、攻撃の第一歩となる正確なキックを繰り出す。
グループリーグ第2戦の青森山田との『今大会のベストバウト』となった激戦でも、驚愕のセカンドプレーを見せた。
0-1で迎えた51分、クロスボールを正確な飛び出しでキャッチをすると、着地するやいなや敵陣右サイドに走り出したMF笠木優寿の動き出しを見逃さず、正確なパントキックを繰り出した。笠木は波多野からの正確なキックを加速した状態で受けると、そのままドリブルで持ち込み、ゴール前に走り込んだFW濱田蒼太にラストパス。これを濱田が豪快に蹴り込んで、貴重な同点弾。まさに彼の冷静さと技術が生み出した電光石火のカウンターだった。
「常に一番遠いFWが動き出す瞬間を見ていますし、チームとしても守備から攻撃に切り替わった瞬間に一気に前に圧力をかけていくので、そこを生かすことを考えて守っています」
広島ジュニアユース出身で中3の時には日本クラブユースサッカー選手権U-15で全国優勝に貢献している波多野だが、昨年は3年生GKの牙城を崩せず、セカンドの守護神として県リーグを戦っていた。
「スーパープリンスリーグ中国でみんながチャンスをもらっているなか、僕は競争に絡むことができず、本当に悔しかった。でも、僕は明確な目標があるので『いつか必ず』という気持ちで取り組むことができた」