【J1採点&寸評】名古屋1-0札幌|“背番号11の先輩”を彷彿させたアタッカーがMOM。無失点の守護神も高評価

2021年03月07日 今井雄一朗

名古屋――2CBは及第点以上の出来

【警告】名古屋=成瀬(58分) 札幌=金子(18分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】相馬勇紀(名古屋)

[J1第2節]名古屋1-0札幌/3月6日/豊田ス

【チーム採点・寸評】
名古屋 6
札幌の特殊なスタイルには耐える展開も多かったが、GKランゲラックの安定した守備を中心にDF陣が粘り勝ち。珍しい3枚替えをきっかけに盛り返すと、ワンチャンスをものにして"ウノゼロ"をもぎとった。

【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6.5
相手のスピーディな攻めに守備陣は手を焼くところもあったが、ピンチを阻止し、要所もこの男が締めて今季ひとつ目の無失点。福森のFKとの駆け引きは見ていて非常に面白かった。

DF
26 成瀬竣平 6.5(61分OUT)
押し込まれ、背走する流れも多かったが、非常に落ち着いて局面に対応していった。攻撃時のパス捌きも効果的で、試合を盛り返すなかに彼の存在感は大きかった。

DF
4 中谷進之介 6.5
A・ロペスとの肉弾戦は見応えがあった。相手に自由に起点を作らせないファイトでDF陣を引き締めた。守備範囲も広く、堅守の担い手として十分な出来。
 
DF
3 丸山祐市 6.5
こまめなコーチングとカバーリングが光った。札幌が狙っているスルーパスへの警戒心も強く、ピンチになりそうな場面は常に背番号3が未然に防いでいた。

DF
23 吉田 豊 6.5
仕掛け続ける札幌の金子とのマッチアップで蓋をし、相手の重要な攻撃の加速ポイントを潰した。攻め上がりの鋭さがあり、惜しいクロスも見せた。
 
MF
15 稲垣 祥 6
中盤の守備では後手に回ることも多く手を焼いたが、粘り強く対応を続けた。ビルドアップでは数人に囲まれても冷静にパスを捌き、チームの立て直しに貢献。

MF
2 米本拓司 6(54分OUT)
札幌の距離の長いポゼッションにスプリントで追走し、身体を張って中盤の穴を埋め続けた。流れを変えるための交代でピッチを去ったが、そのバイタリティは感服もの。
 

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