【J1採点&寸評】FC東京3-2C大阪|3戦連発の大久保嘉人を高く評価も…MOMは途中からの中盤起用に結果で応えたチームの要

2021年03月07日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

FC東京――森重は決勝弾のみならずパスでも攻撃を牽引

【警告】FC東京=A・シルバ(37分)、森重(79分) C大阪=瀬古(19分)、原川(69分)
【退場】FC東京=なし C大阪=なし
【MAN OF THE MATCH】森重真人(FC東京)

[J1リーグ2節] FC東京3-2C大阪/3月6日(土)/味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 6

前線の助っ人選手たちが万全ではないなかで、しぶとく勝点3を取れたことは大きい。交代出場の選手たちが効果的な働きを示し、選手層に厚みが出てきた。

【FC東京|採点・寸評】 
GK
13 波多野豪 5.5

2失点だったが、55分の攻め込まれたシーンなど、身体を張ったセーブで最後のところで踏ん張った。

DF
37 中村帆高 6

最後の部分の精度に課題を残すが、積極的に攻撃参加し、シュートも放つ。前半は対峙する清武に上手くやられていたが、運動量でカバー。

4 渡辺 剛 5.5
開始2分でFKを与え、大久保の先制点では自身の背後を突かれた。それでも空中戦では強さを発揮し、ビルドアップにも積極的に参加した。
 
MAN OF THE MATCH
3 森重真人 7

前半は押し込まれる展開に苦しんだが、アンカーにポジションを移した後半は持ち前の攻撃力を遺憾なく発揮し、ゲームを一変させた。パス捌きも秀逸で、最後には自ら決勝弾を決める。文句なしのMOM。

6 小川諒也 5.5
失点につながる大久保へのアシストを許すなど、C大阪攻撃陣のクオリティには手を焼いた。それでも高い位置まで攻め上がる姿勢も見せ、シュートも3本記録。

MF
10 東 慶悟 5.5(72分OUT)

アンカーの位置で落ち着いたボール捌きを見せ、劣勢の時間帯でのリーダーシップも発揮した。2失点目では清武に上手くスルーされ原川のシュートに間に合わず。

2 アルトゥール・シルバ 5.5(HT OUT)
持ち前のハードワークが上手くハマらず、イエローカードを受けて前半のみで交代に。機を見た攻め上がりなど可能性は感じさせた。

31 安部柊斗 6
上手く中盤で相手マークを受け渡し、43分のドリブル突破など効果的な仕掛けも。69分には素早い反応でファウルを誘いレアンドロの同点弾をお膳立てした。
 

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