【J1採点&寸評】川崎 3-2 C大阪|互いのストライカーがゴラッソで競演。仕上げはやはり三笘

2021年03月04日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――谷口のフィードは惚れてしまうレベル

【警告】川崎=なし C大阪=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】レアンドロ・ダミアン(川崎)

[J1第11節]川崎3-2C大阪/3月3日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
ACLのスケジュールの都合上、先立って行なわれた一戦では、かつてのエースに2ゴールを許し、2度のリードを取られたが、後半にしっかり逆転するさすがのパフォーマンス。中央を締められれば、サイドチェンジで相手の守備網を広げさせて攻略。2失点は課題も、"相手を見て"出方を変えられる川崎スタイルの真骨頂を示したと言えるだろう。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6
2失点は悔しい結果も、大久保のシュート、松田のクロスを褒めるべきか。後半には大久保の鋭いシュートを止めるセーブもあった。
 
DF
13 山根視来 6.5
開幕戦同様に攻撃面で大きく貢献。右サイドで高い位置を取り、クロスでL・ダミアンの2ゴールをアシスト。特に2点目のシーンではポジショニング、動きのタイミング、クロスともに抜群だった。
 
4 ジェジエウ 6
2失点目のシーンでは大久保と競り合いながらゴールを決められた。それでも後半は相手のカウンターをケア。一度、危ないパスミスがあったのは反省材料。
 
5 谷口彰悟 7
まさに"最終ラインのレジスタ"。2点目につながった家長へのフィードは出色。2失点をしているだけに「7」は高いと言われるかもしれないが、逆サイドへのキックの質は何度でも見たくなる惚れ惚れするレベルだった。
 
47 旗手怜央 6
周囲と息が合わない場面もあったが、この日もよく走って攻守に絡んだ。今や欠かせない左SBと言えるだろう。

MF
6 ジョアン・シミッチ 6(64OUT
1失点目の大久保のミドルのシーンは寄せが甘かったか。一方で素晴らしいパスも。守備面でも徐々にリズムがあってきた印象。
 
25 田中 碧 6
同点弾につながる山根へのスルーパスは◎。1点を追う状況ではボールを動かし、脇坂とともに攻撃をコントロールしようと模索した。「6.5」と迷うも、まだまだやれるだろうとの期待も込めて「6」に。
 

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