【J1採点&寸評】川崎 2-0 横浜|川崎の崩しは見事。MOMは2ゴールの頼れる男で決まり

2021年02月27日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――開幕戦をキッチリ勝ち切る

横浜は守備時は4-3-3、攻撃時は3-4-3となる変則的な形。
【警告】川崎=なし 横浜=天野(53分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】家長昭博(川崎)

[J1第1節]川崎2-0横浜/2月26日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 6.5
前半は攻守で横浜を寄せ付けない素晴らしいパフォーマンス。気持ちのこもった守備を見せ、圧巻の崩しで2ゴール。改めて強さを示した。ただ後半は受けに回る時間が増え、試合を決める3点目は奪えず。8年連続でドローだったホーム開幕戦を勝ち切り、リーグ連覇へ良いスタートも、課題も残る試合内容ではあった。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6.5
前半終了間際には際どいオナイウのヘッドをセーブ。押される時間が増えた後半も、安定したハイボールの処理などでクリーンシートに貢献した。
 
DF
13 山根視来 6.5
見事なヒールで家長の先制点をアシスト。攻撃に厚みを加えた。もっとも、守備面では突破を許すシーンも。
 
4 ジェジエウ 6.5
やはりそのスピードは大きな武器で素早いカバーリングを披露。横浜の攻撃を力強く撥ね返した。
 
5 谷口彰悟 6
最終ラインを統率。大きく目立たなかったのはそれだけ安定したパフォーマンスを見せたということ。キャプテンとして周囲への叱咤激励も。
 
47 旗手怜央 6.5
この日も左SBで先発。同期の三笘との絶妙な連係で左サイドを崩しにかかり、後半途中からはインサイドハーフへ移動。チームにひとりは欲しい人材である。

MF
6 ジョアン・シミッチ 6(64OUT
新助っ人は先の富士ゼロックス・スーパーカップと同様にアンカーとしてプレー。鋭いスルーパスで好機を演出し、ボール奪取も示した。時間をかければより質は上がりそうだ。
 
25 田中 碧 6.5
家長の2点目をアシストしたクロスは見事。教科書に載せたいようなコントロールと球筋だった。前半は積極的にミドルを狙うなど攻撃にもよく絡んだ。ただ2度、危ない位置でボールロストがあったのはマイナス材料。後半はもう少しチームをコントロールしたかった。
 

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