【イブラ独占①】「彼女は他の誰とも違った」と妻との馴れ初めを激白。「愛は言葉ではなく態度で示すもんだ」とも

2021年01月21日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「サンタクロースに何かお願いしたことはない」

ここまで8試合出場で12ゴールを挙げているイブラヒモビッチ。低迷していたミランを復活に導いている。写真:Alberto LINGRIA

 39歳とは思えないパフォーマンスと存在感で、セリエA首位のミランを牽引するのが、ズラタン・イブラヒモビッチだ。

 このスウェーデン王は昨年末、イタリア『La Gazzetta dello Sport』の土曜版冊子『Sportweek』で独占インタビューに応じた。『サッカーダイジェストWEB』は独占契約を結び、そのインタビューを3回に分けて配信する。

「IBRAHIMOVIC」のアルファベットごとに応じた各テーマで、「ズラタン節」が満載だ。第1回は「IBRAH」までをお届けする。

『I』
俺、イブラ
「俺は"俺様中心主義"だ。自分をなにより優先してこなければ、ここまで辿り着きはしなかった。イブラは1人しかいない。そうだろ? ただピッチの外では、今は自分より先にくるものができた。子供たちだ。マクシミリアン(長男)とヴィンセント(次男)は、俺にとって何よりも大事なものだ。そして、その次にくるのが銀行の口座。いや、冗談でなくてマジで」

無限
「絶対に終わらなもの、永遠にあるもの。そういう存在が俺は好きだ」

本能
「俺はある種のひらめきを持っている。10のうち9は当たる。それが本能ってもんだろ?」
 
『B』
バイシクル
「バイシクルといえば、2012年のイングランド戦で決めた40メートル級のシュート。それが今のところ、俺の最高のバイシクルだ。それから若い頃に盗んだ自転車。それも1台じゃない。たくさんだ。練習のために俺は毎日7キロの道のりを通わなくちゃいけなかった。だが、自転車を買う金はない。だから歩いている途中で、自転車を見かけたら……そう、ちょっと拝借するわけだ。借りて、練習に行って、またそこで誰かが俺から借りる…。つまり、そうやって持ちつ持たれつ周ってるわけだ。まあ、今のシェアサイクルの走りだな。マルメのユースチームの監督から盗んだこともあったな。練習の後、とにかくめちゃくちゃ疲れていてね。3日後には、またそれに乗って練習場に行った。監督には涼しい顔をしてこう言った。『監督、お借りした自転車を返しにきました』ってね」

サンタクロース
「サンタクロースに何かお願いしたことはない。サンタクロースは俺自身だ。このクリスマスには俺は、27人の子供にプレゼントをやったよ。2人はスウェーデンに、残りの25人はミラネッロにいる子供たち(チームメイト)にね。

 今シーズンの俺たちは多くの賞賛を集めている。ほとんど負けてない。イブラは負けるのが大嫌いなんだ。それが俺のおかげなのかは分からないが、何かしらの貢献はしたと思う。何かしらをミランにもたらせた。俺がミランに戻ってきた時(20年1月)、ミランはセリエAで12位だった。でも、今の俺たちは首位だ。今はそれを続ける必要がある」
 

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