「モウリーニョのいじめに屈するな」不遇のアリに宿敵OBが奮起促す!「あんたが間違っていたと…」

2021年01月16日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

恩師のいるパリSGへ移籍か?

モウリーニョ(右)との関係が良好ではないアリ(左)。(C) Getty Images

 どんなに優れた選手でも、指揮官との相性はある。名選手が、監督次第で活躍できなかった例は数知れない。トッテナムのジョゼ・モウリーニョの下で苦しむデレ・アリもそのひとりだ。

 今季のアリはプレミアリーグでわずか出場4試合。スタメンだったのは1試合だけで、プレー時間も74分にとどまっている。出場した試合後に指揮官から公に叱責もされた。

 アリが輝いていたころの指揮官、マウリシオ・ポチェティーノがパリ・サンジェルマンのベンチに座るようになり、フランス移籍のうわさは後を絶たない。

 だが、トッテナムの宿敵アーセナルのレジェンド、マーティン・キーオンは、アリがこの苦境を乗り越えるためのタフネスを身につけるべきと考えているようだ。

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 キーオンは英『talkSPORT』で「アリは非常に難しい状況にある。だが、彼は毎日精神的に強くあらねばならない。そしてモウリーニョに『オレはここを乗り越えられる。そしてそのときはもっと強くなっている』と示さなければいけないよ」と話した。

「それがこのクラブだろうが、別のところであろうが、いつか『あんたが間違っていたと証明してみせる』という日は来るんだ」

 さらに、キーオンは「試合で違いをつくったと思うときに交代させられ、すべてをとがめられるのは簡単じゃない。モウリーニョはそれをすることを望んでいる」と続けている。

「それはいじめだよ。だが、チームのほかのメンバーに、ラインを外れればアリのようなビッグな選手でもこうするぞと示すことになるんだ。お前も同じになるぞ、とね」

 現在の苦境はモウリーニョの戦術との不一致にもあるとしたうえで、キーオンは「シーズンが終わるまで、グループをとどめるだろう」と、アリは冬でなく夏に移籍することになる可能性を予想した。

「そうして、大金で彼を売却し、もっとうまく(モウリーニョが望む)仕事ができると考える選手を連れてくるのではないか」

 トッテナムと2024年までの契約を結んでいる24歳のアリは、今後のキャリアに向けてどのような決断を下すだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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