「10人中9人がPKと言う」武藤嘉紀が絡んだ“疑惑の判定”にクーマンが皮肉!対するジダンは「煩わしい」

2020年12月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「われわれが関心あるのは、明日の試合だけだ」

PKを巡ってクーマン(右)が発した言葉にジダン(左)は…。(C) Getty Images

 レアル・マドリーがエイバルに3-1で勝利した12月20日の一戦では、マドリーが2-1とリードしていたときにセルヒオ・ラモスのハンドがPKとならなかった判定が議論を呼んだ。

 武藤嘉紀がヘディングで折り返したボールがS・ラモスの肘に当たったが、ビデオアシスタントレフェリー検証も含めてPKにはならず。エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は不満を露にした。

【画像】ハンドではない? 「疑惑の判定」と物議を醸している武藤のヘディングシーン
 
 物議を醸したこの判定には、宿敵の指揮官も言及している。バルセロナのロナルド・クーマン監督は、「PKだったかどうか10人に聞いたら9人がイエスと言うだろう」と皮肉った。
 
 バルセロナの指揮官に自分たちの試合の判定を言われれば、マドリーとしても黙ってはいられないだろう。ジネディーヌ・ジダン監督は、不快感を表している。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、23日のグラナダ戦を前にした会見で、指揮官は「煩わしい」と話した。

「わたしは審判のことに決して関わらない。彼らはゲームの一部だ。彼らが正しいことも、間違えることもある。選手たちと同じように、すべての人たちと同じようにね」

 さらに、ジダンは「だからこそ、わたしは関わらない。難しい仕事なんだ」と続けている。

「クーマンの発言については、何も言わないよ。試合中のある種の場面に関して、みんなたくさん話す。それは、マドリーの一部なんだ。だが、わたしはそこに集中しない。われわれが関心あるのは、明日の試合だけだ」

 グラナダ戦でも微妙な判定があれば、再び周囲から騒がれるのは避けられない。公式戦5連勝中のジダン・マドリーは、すっきりと6連勝を飾ることができるだろうか。

 構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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