「愚かなことはしない」ジダンが故障を繰り返すアザールに言及!獲得が噂されるポグバについては…

2020年12月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「1月が終わるまであらゆることが起こり得る」

冬の移籍市場での動きについて言及したジダン監督。(C) Getty Images

 新型コロナウイルスによる経済的打撃もあり、レアル・マドリーは例年にないほど夏のマーケットで動かなかった。では、まもなく開く冬の市場ではどうだろうか。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ジネディーヌ・ジダン監督はラ・リーガのエイバル戦を控えた12月19日の会見で「わたしは選手たちに満足している。全員を計算している」と話した。

「いろいろあり得るのは当然だ。1月が終わるまでは、どのクラブでも、あらゆることが起こり得る。だが、わたしに言えるのは、自分が感じることだけだ。わたしの選手たちはベストだよ」

 マドリー移籍のうわさが絶えないひとりが、マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバだ。しかも今回は、ミーノ・ライオラ代理人が移籍することが選手とクラブの双方にとって良いことだと話している。その後、ライオラは冬の移籍を否定したが、ポグバの去就が騒がれるのは変わらない。

 だが、ジダンは「わたしが話せるのはわたしの選手のことだけだ」と述べるにとどまった。
 
 では、その「わたしの選手」で期待が懸かるひとりが、加入してから相次ぐ負傷で期待されたほどの活躍を見せられていないエデン・アザールだ。

現在も負傷で離脱中のアザールについて、ジダンは「早く戻ってくることを願っている。ほとんど完全に回復した。だが、まだプレーするには何かが足りない。大事なのは、しっかり回復することだ」と述べている。

「マドリーでケガをするようになるまで、彼は何もなかった。つねにコンスタントにプレーしていた。彼はそれを受け入れなければいけない。われわれには彼が必要だ。だが、あまりに早く戻すなど愚かなことはしない。冷静と忍耐だ」

 ラ・リーガ連覇と3年ぶりの欧州制覇を目指すジダン・マドリーは、アザールを待ちつつ、冬のマーケットをどのように過ごすのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

 

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