「南野・久保も無駄だった」韓国メディア各社が日本代表の“完敗”を報道…最大級の賛辞が贈られた選手は?

2020年11月18日 ピッチコミュニケーションズ

「北中米の強豪メキシコが日本に完勝し、アジア最強のチームらに厳しさを味わわせた」

メキシコ戦は前半の好機を活かせず敗戦。濃霧の中で途中出場の久保も不発に。写真:龍フェルケル

「全員海外組でチームを組んだ日本代表が、メキシコ代表の前に力なく崩れた」

 これは、「日本、メキシコに"0-2"沈没…ヒメネス-ロサーノ連続ゴール」と見出しを打った経済メディア『MoneyS』の記事の書き出しだ。

【代表PHOTO】日本0-2メキシコ|前半には決定機を掴むも一瞬の隙を突かれ敗戦…

 13日のパナマ代表戦に次いで、今回もオーストリアのグラーツで行なわれた日本代表とメキシコ代表の国際Aマッチ。後半の2失点で森保ジャパンが0-2と敗れたこの試合は、韓国でも広く報じられている。

 韓国の報道で最も目についた見出しは「完敗」の2文字だった。
「日本、メキシコに0-2の完敗! ヒメネス、ロサーノ連続ゴール」(スポーツ新聞『スポーツ朝鮮』)
「日本、メキシコに0-2の完敗…メキシコ、韓国戦3-2の勝利に続き連勝」(経済メディア『mediapen』)

 さらには「"オール海外組"で臨んだ日本代表、メキシコとの親善試合で0-2の完敗…水準の差を確認」(『グローバルエコノミック』)と報じられていた。ほかにも、「ベント号を下したメキシコ、全員欧州組の日本を2-0で制圧」(通信社『聯合ニュース』)、「日本、ベント号を下したメキシコに0-2の敗北」(サッカー専門メディア『FOOTBALLIST』)など、メキシコが15日の国際Aマッチで、パウロ・ベント監督率いる韓国代表に3-2で勝利していたことにも触れるメディアが多く見られた。

 なかでも、「"メキシコ、チャルハネ(上手だね)"全員欧州組の日本に0-2完勝」と伝えた総合ニュースメディアの『デイリー・アン』は、アジア2か国にいずれも勝利を収めたメキシコの戦いぶりをこう評価している。
「ベント号に敗北をもたらした北中米の強豪メキシコが、日本に完勝し、アジア最強のチームらに厳しさを味わわせた。(中略)韓国に3-2で完勝したメキシコは、日本まで制して11月のAマッチを2連勝で終えた。前回の試合、強いプレスで韓国を危機に陥れたメキシコは強かった。全員欧州組で臨んだ日本相手にも支配率で優位を保ち、試合の主導権を握った」
 

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