【選手権予選】全47都道府県の最新結果を更新! 今週末は20県で決勝開催、昌平が難敵撃破で王手、青森山田は10発ラッシュ!

2020年11月06日 高校サッカーダイジェスト編集部

昌平はエース須藤のゴールなどで終盤に突き放す

県準決勝で大勝を収めた青森山田。日曜日に野辺地西との決勝を迎える。写真:徳原隆元

 11月6日、第99回全国高校サッカー選手権大会・地区予選が青森と埼玉の2会場で行なわれ、ともに決勝カードが確定した。

 覇権奪還を目論む青森山田は県準決勝で三本木農と対戦。キックオフ直後から猛攻を仕掛け、前半のうちに5点を奪うと、後半もラッシュが止まず。終わってみればFW名須川の4ゴールなどで10-1の大勝を飾り、24連覇に向けて力強く前進した。決勝では弘前実を9-0で下した野辺地西と雌雄を決する。

 埼玉準決勝は昌平vs正智深谷の注目カードが実現。前半7分にエース須藤が直接FKをねじ込んで昌平が先手を奪うと、正智深谷も負けじと26分に倉林のヘッドが決まって同点に追いつく。その後は一進一退の攻防戦が繰り広げられたが、勝ち越し点をもぎ取ったのは昌平だった。後半20分、須藤がゴール前のこぼれ球を押し込んだのだ。さらに27分、40分と小見が連続PKを決めて試合の趨勢を決定づけ、4-1でタイムアップを迎えた。もう1試合は1-1からPK戦にもつれ込む激闘となり、武蔵越生が西武台に競り勝ち、堂々ファイナル進出を果たしている。

 11月6日時点で本大会出場を決めているのは6校。一方で、佐野日大(栃木)、前橋育英、桐生一(ともに群馬)、尚志(福島)、秋田商(秋田)、帝京(東京)、興国(大阪)、野洲(滋賀)、日章学園(宮崎)といった強豪校が地区予選で涙を呑んでいる。
 今週末の11月7、8日両日は青森、群馬、新潟、兵庫、鹿児島など20の県で予選決勝が開催される。地区予選は11月15日にピークを迎え、16日にはオンラインでの組み合わせ抽選会を開催。21日の熊本決勝、28日の神奈川決勝を経て全代表校が出揃う。

 今年度の本大会は、例年駒沢会場で行なわれていた開会式と開幕戦は実施せず、大みそかに1回戦が一斉スタート。全国48の代表校が首都圏8会場に散らばって戦うレギュレーションは変更なしで、決勝は1月11日に埼玉スタジアムで行なわれる。注目の第16代応援マネージャーには、女優でフィギュアスケーターの本田望結さんが選出された。

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