「理解できない」クロップがサラーへの“ダイブ批判”に苛立ち!「足に打ち身が3つもあった」

2020年11月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

モイーズ監督は「彼は非常にソフトな接触で倒れる」と批判

クロップ監督(左)は、敵将に非難されたサラー(右)を庇った。 (C)Getty Images

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、モハメド・サラーに対するPKが議論となったことにいら立ちを覚えているかもしれない。

 サラーは現地時間10月31日のプレミアリーグ第7節で、アルトゥール・マスアクと接触した際に倒れてPKを獲得。自ら決めて試合をタイスコアに戻した。リバプールはその後ディオゴ・ジョッタの決勝点で逆転勝ちしている。

 試合後、ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督は、PKの判定に不満を露にした。クラブOBのトレバー・シンクレアは、サラーが「非常にソフト」な接触で倒れたと主張。PKが与えられることで、サラーがダイブを続けるとの見解を示している。

「こういうPKを彼がもらい続けているという事実があるから、彼は続けるだろう。だから、審判たちがもっと強くなり、ああいうわずかなコンタクトで、倒れる理由がまったくない場合は、PKを与えるのをやめるべきだ。そうすれば、彼はそれをやめるだろう。でも、そうなるまでサラーはソフトなタックルで倒れ続けるだろうね」

 
 だが、英衛星放送『Sky Sports』によると、クロップはこれらの批判に対して「わたしに何が言えるというんだ?あれはファウルだった」と反論した。

「信じようが信じまいが結構だ。きのうの朝にわたしがサラーと話して感触を尋ねたら、足に3つの打ち身があった。そのうちのひとつは、あのPKのときのものだ」

 クロップは「それがすべてだ。打ち身があった。主審が(PKを)与える時もある」と続けている。

「もらえなかったPKについても、われわれはそう長く引きずって話していない。だが、試合から2日というのにまだ話している。そして、明確なコンタクトがあった。わたしに何が言える?何もないさ。批判は理解できないよ」

 リバプールは11月3日、チャンピオンズ・リーグでアタランタと対戦。8日のプレミアリーグ第8節でマンチェスター・シティと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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