『kicker』採点で史上稀な採点「1点台」をキープし、全選手のトップに
ブンデスで最高評価を受けているクロアチア代表クラマリッチ。日本代表FW岡崎慎司とはレスターで同僚だった。(C)Getty Images
第5節まで終了している今季のブンデスリーガで一番高い評価を受けている選手は誰だろうか?
専門誌キッカーの採点によると現時点でトップはホッフェンハイムのクロアチア代表FWアンドレイ・クラマリッチだ。ここまで13ゴール・3アシストをあげているバイエルンFWロベルト・レバンドフスキよりも高い評価となっている。平均採点は「1.5」だ。
ドイツでの採点は1点が最高、6点が最低だが、よっぽどすごいプレーをみせないかぎり1点台がでることはない。勝利に貢献する働きをした選手でも、2~2.5点が通常だ。
昨シーズンはけがの影響もあり、リーグ出場は19試合にとどまったクラマリッチはそれでも12ゴール・4アシストと結果を残し、スコアポイント16はブンデスリーガ全体で18位に入っていた。そして、新たな20-21シーズンは開幕から絶好調。1節ケルン戦では3ゴール、そして2節バイエルン戦では2ゴールを挙げる活躍で、絶対王者に公式戦33試合ぶりとなる土をつけた。3節フランクフルト戦では1-2で敗れたものの、18分に長谷部誠ら相手守備陣に囲まれながら巧みな動きと技術で見事なゴールを奪ってみせた。
前監督アウフレッド・シュロイダーは「クラマリッチは我々のレバンドフスキだ」と絶賛し、SDのアレクサンダー・ローゼは「クラマリッチがピッチにいたら、まったく別のゲームになる」と絶大な信頼を口にしていた。
専門誌キッカーの採点によると現時点でトップはホッフェンハイムのクロアチア代表FWアンドレイ・クラマリッチだ。ここまで13ゴール・3アシストをあげているバイエルンFWロベルト・レバンドフスキよりも高い評価となっている。平均採点は「1.5」だ。
ドイツでの採点は1点が最高、6点が最低だが、よっぽどすごいプレーをみせないかぎり1点台がでることはない。勝利に貢献する働きをした選手でも、2~2.5点が通常だ。
昨シーズンはけがの影響もあり、リーグ出場は19試合にとどまったクラマリッチはそれでも12ゴール・4アシストと結果を残し、スコアポイント16はブンデスリーガ全体で18位に入っていた。そして、新たな20-21シーズンは開幕から絶好調。1節ケルン戦では3ゴール、そして2節バイエルン戦では2ゴールを挙げる活躍で、絶対王者に公式戦33試合ぶりとなる土をつけた。3節フランクフルト戦では1-2で敗れたものの、18分に長谷部誠ら相手守備陣に囲まれながら巧みな動きと技術で見事なゴールを奪ってみせた。
前監督アウフレッド・シュロイダーは「クラマリッチは我々のレバンドフスキだ」と絶賛し、SDのアレクサンダー・ローゼは「クラマリッチがピッチにいたら、まったく別のゲームになる」と絶大な信頼を口にしていた。
それだけに、代表ウィークで新型コロナウィルスの陽性が判明し、4節ドルトムント戦に出場できなかったのは本人にとっても、クラブにとっても、とても痛い事態だった。ホッフェンハイムSDアレクサンダー・ローゼが思わず「場合によっては今後代表戦に選手を出すかどうかを検討しなければならない」と恨み節を口にするほどに。(第5節ブレーメン戦もベンチ外となっている)
では、クラマリッチの何が優れているのだろうか。特にオフェンス選手は、攻撃時に相手選手間にできるスペースにポジショニングすることが求められる。戦術用語的には、「相手選手の背後を狙う」というのが一つの原則になるが、試合では相手選手は当然警戒するし、机上の理論通りにいつでもフリーになれるわけではない。
いつどのタイミングでどのスペースにどこから顔を出すのか。
そしてボールを受けた段階で次のプレーへのアイディアをもっているかどうか。
そこで選手の評価は変わってくる。
クラマリッチは、常に走り回っているタイプのプレーヤーではない。ただ、相手選手が視線を外したり、注意が自分から離れたりしたスキを見逃さずに、すっと味方からパスを引き出せるところへ顔を出すのが非常にうまいのだ。
では、クラマリッチの何が優れているのだろうか。特にオフェンス選手は、攻撃時に相手選手間にできるスペースにポジショニングすることが求められる。戦術用語的には、「相手選手の背後を狙う」というのが一つの原則になるが、試合では相手選手は当然警戒するし、机上の理論通りにいつでもフリーになれるわけではない。
いつどのタイミングでどのスペースにどこから顔を出すのか。
そしてボールを受けた段階で次のプレーへのアイディアをもっているかどうか。
そこで選手の評価は変わってくる。
クラマリッチは、常に走り回っているタイプのプレーヤーではない。ただ、相手選手が視線を外したり、注意が自分から離れたりしたスキを見逃さずに、すっと味方からパスを引き出せるところへ顔を出すのが非常にうまいのだ。