【J1採点&寸評】FC東京2-0C大阪|強さ、上手さ、献身さが光り、しかも決勝弾。D・オリヴェイラが文句なしのMOM

2020年09月24日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京──森重と渡辺のCBコンビは鉄壁だった

【警告】FC東京=森重(90+3分) C大阪=松田(90+2分)、
【退場】FC東京=なし C大阪=なし
【MAN OF THE MATCH】ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)

[J1リーグ18節]FC東京2-0C大阪/9月23日/味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 7
59分の大ピンチを凌ぎ切ったのが結果的に大きかった。D・オリヴェイラの強さと上手さ、献身さが光った試合でもあった。

【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6.5
59分に丸橋のシュートをストップしたのは評価に値。正面だったとはいえ、そのポジションにいたことがなにより重要だった。

DF
3 森重真人 7
B・メンデスにほとんど仕事をさせず。経験に裏打ちされた読みと的確なカバーリングで、CBの渡辺とともに強固な壁を築いた。またアダイウトンのゴールにつながるクロスも印象深かった。

4 渡辺 剛 7
57分のシュートブロックは見事。他のシーンでも身体を張り、これぞCBという守りを見せてくれた。森重との好連係も光った。

6 小川諒也 6.5
D・オリヴェイラと呼吸が合わない場面もあった。それでも焦らず、最後まで懸命に戦った。守備面では対峙した坂元を抑えた印象だ。

37 中村帆高 6.5
崩しの局面での工夫は足りないが、守備面での貢献度はかなり高かった。魂のこもったプレーでチームを鼓舞していたように見えた。
 
MF
7 三田啓貴 6(61分OUT)
浮き球のパスで何回か相手の意表を突くも、決定的なダメージを与えるに至らず。ただ、守備面での懸命な働きは無視できなかった。

MAN OF THE MATCH
9 ディエゴ・オリヴェイラ 7.5(85分OUT)
巧みなドリブルとパスで突破口を探りつつ、守備の局面では懸命なチェイス。しかも決勝弾と、このFWの活躍なくしてチームは勝利を飾れなかった。交代した時の場内の大きな拍手がすべてを物語る。

20 レアンドロ 5.5(90+4分OUT)
惜しいシュートもあったが、本来の出来を考えればやや物足りなかったか。期待が大きいので、及第点に届かない「5.5」に。

31  安部柊斗 6.5
球際で激しくアタックし、63分にはC大阪の守備網を切り裂くスルーパスでD・オリヴェイラのゴールを演出。5試合ぶりのリーグ戦でも躍動した姿を披露した。

45 アルトゥール・シルバ 6
細かいミスはあったものの、時間の経過とともに落ち着きを取り戻す。後半途中からは持ち前の運動量で相手を凌駕する場面が増えた。
 

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