【J1採点&寸評】名古屋2-1神戸|イニエスタを抑え込んだダブルボランチを高評価!MOMは強靭なハートの点取り屋

2020年09月20日 今井雄一朗

名古屋――米本、稲垣のボランチコンビで相手のキーマンを封じる

【警告】名古屋=なし 神戸=大﨑(41分)、西(64分)、前川(68分)、セルジ・サンペール(68分)
【退場】名古屋=なし 神戸=なし
【MAN OF THE MATCH】金崎夢生(名古屋)

[J1リーグ17節]名古屋2-1神戸/9月19日(土)/豊田ス

【チーム採点・寸評】
名古屋 6.5

先制されての苦しい展開にも十分な休養をとったチームはパワーをもって逆転までの流れを作っていった。守備の堅さで相手を読み、仕掛けの連続でPK2つを獲得。金崎の決定力をもって連敗を阻止した。
 
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 ランゲラック 6

先制された場面では中途半端なポジショニングで頭を越されたが、それ以外ではノーミス。ディフェンス陣との連係を密に、1失点で踏みとどまった。

DF
34 オ・ジェソク 6

身体を張ったディフェンスで右サイドを死守。空中戦にも強く、コンディションもかなり上がってきた印象を受けた。前線での仕事をするために、味方との連係を深めたい。

4 中谷進之介 6.5
前に出ていくボールへのディフェンスとカバーリングのバランスも良くプレー。前線に通すパスにも良いものがあった。シュートブロックなど、丸山とともに堅守を演出。
 
3 丸山祐市 6.5
この日はかなり前に出ていくディフェンスも見せ、精力的にボールを味方へと提供していった。相手との激しいコンタクトも多く、プレーでチームを鼓舞した。

23 吉田 豊 6
失点の場面は自分の裏を取られたが、それ以降の守備には問題どころか相手の攻撃に完全に蓋をしていた。際どい局面での判断力も正確で、クリアの質も高かった。

MF
15 稲垣 祥 6.5

動き回る米本とは対照的に巧さのあるポジショニングで相手の勝負パスをことごとく寸断。CKではファーに流れてくるボールのフィニッシャーとして機能し、新たな一面も見せた。

10 ガブリエル・シャビエル 6(75分OUT)
フィジカルコンタクトの多い相手の守備に対し、身体を張りつつ精緻なテクニックでボールを味方につないで攻撃を持続させた。マテウスとのコンビネーションで生むチャンスは見ていて爽快。

2 米本拓司 6.5
ボールへの執着心をあらわにしたディフェンスは名古屋の中盤を活性化させた。相手のキーマンたる選手たちへのアプローチも速く、二度追いまでするパワフルさは流石の一言。
 

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