ベレーザの“同級生コンビ”植木理子と宮澤ひなたが語り合う!互いの印象、小さい頃の憧れ…

2020年09月12日 早草紀子

「(なでしこジャパンは)目指せる位置まで来てる」(植木)

軽妙なクロストークを披露した宮澤(左)と植木(右)。仲の良さが伝わってくる。(C)TOKYO VERDY

 FIFA U-17女子ワールドカップ準優勝、U-20女子ワールドカップ優勝――日テレ・東京ヴェルディベレーザの植木理子、宮澤ひなた、両名の世代別代表での成績は華々しい。

 セリアス、メニーナ、ベレーザと生粋の日テレ道を歩んできた植木と、星槎国際高から"逆輸入"の形でベレーザ入りした宮澤ひなた。今はベレーザのチームメイトとして切磋琢磨する同級生コンビに互いのことを存分に語ってもらった。

――◆――◆――
 
――お互いの第一印象は?

植木理子(以下、植木) 確かな記憶は中学3年生の時。東京や神奈川から10チームくらい集まった招待試合の決勝ですね。予選の映像を見て、速くてめちゃくちゃドリブルで突破してくるのがひなたで。「とりあえず9番(宮澤)を止めろ」って言われてました(笑)

宮澤ひなた(以下、宮澤) こっちだって同じ(笑)。セリアスというチームは強くて、ずっと知っていましたが、中でも理子は別格。誰も理子を止められず(笑)。ハーフラインからGKまで抜かれて大敗しました。

――そのうちに、おふたりは世代別代表で一緒に戦うようになりました。何か印象は変わりました?

宮澤 もともとチームメイトが理子と知り合いで。私も理子とは知らない仲ではなかったから、印象は変わらなかったですね。ただ同じチームでプレーできるのは嬉しかった。

植木 自分もそんなに変わらないかな。でも周りの選手はひなたのことを知らないから「あの子、どこのチーム?」みたいな感じで、プレーを見て驚いてた(笑)。私は「とうとう来たな」くらいでまったく驚きませんでしたけど。

――そして、昨年にはなでしこジャパンにも選出されるまでになりました。今なでしこジャパンはどんな位置づけ?

植木 目指せる位置まで来てる。ただ憧れてた時よりも、より意識できるようになりました。

宮澤 テレビで見ていたなでしこジャパンは遠い夢だったけど、今は手を伸ばせば届くか届かないかっていう近い場所に来てる。夢から目標に変わったんだと思います。
 

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